1.再開発中の東新宿エリアは、これからに期待!
クライアントとのお食事は、やはり格式高く、おしゃれなお店で・・・と、思っていたら、まさかのチェーン店。まぁ、そういうこともある。
ここは東新宿駅。東新宿駅周辺は、現在進行形で、再開発が進んでいるエリア。東新宿駅ができてから、次々と建設されるマンション。さらに2012年に、『新宿イーストサイドスクエア』が、駅に直結する形で建設されたことで、一気に再開発が進んでいる。再開発中ということもあって、飲食店が殆ど見当たらない。しかし、住宅地の広がりと、整備が進むインフラの状況を見る限り、今後は飲食店も充実していきそう。
2.『笠置そば』について
そんなこんなで、現時点において、飲食店の少ない東新宿駅界隈。結果的に、コスパのいい『笠置そば』に、人が群がる。
東新宿駅A2出口のすぐそば。無機質なコンクリートに、えんじのイメージカラーがよく映える。看板と、のぼりには『笠置そば』の文字。チェーン系のおそば屋にありがちな、お店の前のゴチャゴチャ感はない。入口の左脇に、ネオンのメニュー表が掲げているのみ。
えんじの暖簾をくぐって、自動ドアから入店。すると、右手に券売機。サイドメニューも併せると、かなりの品数があるが、アルコールは置いてない様子。店内は、一般的な駅チカの蕎麦屋の広さか、少し余裕のある方。内装にこだわりは感じられず、それなりの年季を感じる。2人掛けのテーブル席がメインで、座席数は10席ほど。壁沿いには、カウンター席も8席ほどある。オヤジの独り蕎麦向き。
調べたところによると、『笠置そば』はチェーン店ではあるものの、開発元の『関東チルドフーズ事業協同組合笠置そばシステムズ』が、広報にそれほど積極的ではないらしい。さらに、フランチャイズ店もあるようで、メニューや提供されるお蕎麦は、お店によって差があるよう。ある意味、店舗による違いを楽しむのも手か。『笠置そば』東新宿店は、日曜祝日はお休み。閉店時間は15時というあたり、フランチャイズの香りがプンプン・・・
ちなみに、『笠置そば』の由来は、京都府と奈良県の境にある笠置山。笠置山から湧き出る美味しいお水と気候が、麺作りに向いていたのだとか。そして、おソバ専用に改良された小麦粉を加えるのが、『笠置そば』らしい。敢えて、小麦を加えているのか。はっきり言うのだから、自信があるのだろう。
3.『笠置そば』のお蕎麦は
完全にお昼時を外して、眺めのいい店内を尻目、券売機とにらめっこ。種類別に色分けされた豊富なメニューに、目がチカチカするオヤジ。おもむろに、『牛丼セット』のボタンをプッシュ。600円とは、安い。一番奥の、落ち着いておそばをすすれそうなテーブルに着く、私とクライアント。
5分ほど経った頃、お蕎麦茹で上がりの合図が。『牛丼セット』を受け取りにカウンターへ。お蕎麦も牛丼も、量はまずまず。こんもりと盛られたおソバから滑り落ちたように、脇に鎮座するプルプルの卵。ネギもなかなか瑞々しい。サービスの天かすをサササと掛ける私。そして、ワサビをたっぷり。最後に、ピリリと一味をかけて、午後からの気合い入れ。
では、一口!むむむ、これは・・・美味しくない訳でもない。チェーン店という括りで見れば、悪くないか。ソバ麺のコシと歯ごたえは、まずまず。風味は・・・ただ、牛丼のご飯、これはあり得ない。
味がまぁまぁのお蕎麦でも、栄養面はきっと悪くないはず。毛細血管を強くし、脳血管疾患、動脈硬化といった怖い病気の予防に効果的と言われる『ルチン』。ルチンは、アスパラガスやレバー、トマトなどに多く含まれると言われているが、いずれも主食として、お腹を満たすのは難しい。
ところが、主食として食べられるお蕎麦には、100gあたりおよそ10~20mgのルチンが含まれている。1日に摂取するとよいとされるルチンの量は30~50mgと言われているから、お蕎麦を1~2枚食べれば、ほぼ満たされる。ちなみに、余ったルチンは、身体から排出されるようになっている。だから、おそばを食べて、ルチンを摂りすぎるといった心配もない。全国ひとりそばふりーくのみんなも、安心してお蕎麦をいっぱい食べよう。
4.『笠置そば』の個人的なまとめ
『笠置そば』東新宿店は、東新宿駅の再開発エリアにある、チェーン系蕎麦屋。周辺にはコンビニが多く、飲食店が殆ど見当たらない。結果的に、コスパのいい笠置そばに人が群がる群がる。しかしまさか、クライアントとのクイックランチを、チェーン店で食べることになるとは。。。
お蕎麦の味もチェーン店にありがちな、美味しくない訳でもない。ただ、牛丼のご飯、これはあり得ない。。。値段はお手頃だが、コスパがよいかと言われれば、ちょっと。二回目は無さそうな雰囲気。