アラフォーは『蕎麦×板わさ』のたんぱく質で、日々衰える筋肉の維持や肌のハリを強化しよう
蕎麦屋で食べられる酒の肴の代表選手である板わさ。江戸時代の蕎麦屋は、お酒を飲みに行く場所でした。板わさや出汁巻などで酒を楽しんだ後、〆として蕎麦を食べていたそうです。
昔から庶民に愛されてきた『蕎麦×板わさ』ですが、栄養的にはたんぱく質をたっぷり摂ることができる食べ合わせです。
たんぱく質は、蕎麦一人前(茹で上がり260gとする)に12.5g、板わさ一人前(5切れ80gとする)に13.0g含まれています。蕎麦一人前と板わさ一人前併せて、25.5gのたんぱく質を摂ることが出来ます。これは、成人男性が一日に必要なたんぱく質量の4割以上に値します。たんぱく質は健康的な筋肉や肌を維持するために必要な栄養素です。仕事帰りにお蕎麦屋さんに立ち寄って食べて、しっかりとたんぱく質を補給したいですね。
『蕎麦×板わさ』の食べ合わせで注意したい点は、塩分の摂りすぎです。蕎麦の出汁にもかまぼこにも、塩分が多く含まれています。蕎麦と板わさを食べるときは、蕎麦の出汁は飲まないか少なめにするようにしましょう。
参照:https://www.kamaboko.com/
『蕎麦×鴨ロース』で蕎麦の糖質をしっかり燃やし、夏バテを防ごう
南蛮風も、燻製も美味しい『蕎麦×鴨ロース』。アレンジメニューとして多くの蕎麦屋で愛されており、年越し蕎麦としても食べられてきた歴史があります。蕎麦と鴨ロースの組み合わせは、たんぱく質とビタミンB群を豊富に摂ることができるので、蕎麦の糖質を効果的にエネルギーに変えてくれます。
蕎麦は主食の中ではたんぱく質が多い食品ですが、それでも一人前あたり(茹で上がり260gとする)57.5gの炭水化物を含んでいます。炭水化物の多くは糖質ですから、体の中でエネルギーに変換して代謝していかなければ太る原因となってしまうのです。
一方、鴨ロースはビタミンB群を豊富に含んでいます。中でもビタミンB1は糖質をエネルギーに変える過程で必要となる栄養素です。つまり、蕎麦と鴨ロースを一緒に食べると、蕎麦の糖質を効率よくエネルギーに変えることができます。食べた糖質はエネルギーに変わってしまうので、当然、太りにくいです。
最後に、鴨ロースには蕎麦にはあまり含まれてないビタミンA、D、Kなどを含んでいます。そのため、蕎麦だけでは摂れない栄養素も補うことができます。
参照:https://chefgohan.gnavi.co.jp/
『蕎麦×筑前煮』は食事バランスを整えてくれ、忙しいコンビニ好きに必須の食べ合わせ!
郷土料理として親しまれてきたお母さんの味、筑前煮。今ではどの家庭でも煮物として食卓に並んでいて、蕎麦屋でもトッピングとしても使われています。筑前煮には、私たち現代人が不足しがちな栄養をたくさん含んでいるので、『蕎麦×筑前煮』の組み合わせは、忙しいコンビニ生活の人に、とてもお勧めできる食べ合わせです。
筑前煮には、一般的に鶏肉、こんにゃく、れんこん、ごぼう、にんじん、たけのこ、しいたけ、さやえんどうなどが使われています。厚生労働省の『国民健康・栄養調査結果の概要』によると、筑前煮から摂れる主な栄養素は『野菜(主に根菜)類由来の食物繊維』と『鶏肉由来のビタミンとたんぱく質』です。同時に、ミネラル類も幅広く摂ることが出来るみたいです。
一方、お蕎麦も麺類の中では、栄養が豊富な食べ物です。しかし、ざる蕎麦のようなシンプルな蕎麦だけを毎日食べ続けると、さすがに栄養が偏ります。特に、ビタミン類が不足しやすいでしょう。一般的な筑前煮は13種類ものビタミンを含んでいますので、お蕎麦に足りない栄養素をシッカリ補ってくれます。
その為、毎日遅くまでお仕事して、おにぎりやパン等のコンビニ飯で済ませている20代、30代の忙しいビジネスマンには、週末ぐらいゆっくり筑前煮を食べるのがおすすめなのです。
参照:https://www.sirogohan.com/
骨の弱い貧血女子は『蕎麦×切り干し大根』で、ミネラルを補給し、老け顔予防!
切り干し大根は、千切りにした大根を乾燥させ、太陽の力で栄養を凝縮したおかずです。関西では千切り大根とも呼ばれています。切り干し大根は煮物料理の他、トッピングとしてお蕎麦に乗せることもあります。
・まず、『蕎麦×切り干し大根』の組み合わせを栄養面で考えてみましょう。一般的な量を考えると、蕎麦に乗せる切り干し大根は、乾燥状態で20g~25g程度です。そして、切り干し大根の魅力と言えば、ミネラルです。
・暑い夏に特に注目したいのが、ミネラルの中でもカリウムです。厚生労働省によると、25gの切り干し大根からは、1日に摂りたいカリウムの約95%を摂ることができます。加えて、カリウムには暑い夏に汗と共に、塩分(ナトリウム)の排せつを助ける働きがあります。
・蕎麦の出汁には、塩分が多く含まれています。
蕎麦と切り干し大根を組み合わせて食べると、『塩分の過剰摂取を抑えてくれる』ということです。とは言え、蕎麦汁を飲み干すとさすがに塩分の摂りすぎになるので、ほどほどにしてください。
・次に、切り干し大根は鉄やカルシウムも豊富に含んでいます。女性は鉄やカルシウム不足から、貧血気味であったり、骨が弱かったりする方が多いので、『蕎麦×切り干し大根』はおすすめしたい食べ合わせです。
・山王メディカルセンター女性医療センターの太田博明センター長によると、『更年期を迎えた40代女性の約一割が骨粗しょう症のため、老け顔になり易く、この症状を防ぐには、20代や30代の時から、ミネラルを体に貯め、骨量の減少を抑える』事がとても大切なようです。
栄養面でミネラルが豊富な切り干し大根、週末ぐらいお蕎麦とゆっくり食べることをお勧めします。
(参考)厚生労働省による、国民健康・栄養調査結果の概要より
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/kekkagaiyou.pdf