わさびに比べると蕎麦の薬味に使われるのは少ない生姜。しかし実はお蕎麦に生姜もなかなかいける!いつもの蕎麦にちょっと変化をつけたい時にもおすすめの、薬味生姜の簡単な作り方をご紹介する。
⒈そばに合う生姜の食べ方
薬味の生姜と言えど、色々な食べ方がある。個人の好みやメニューに併せてベストマッチを探すのも面白い。
1-1 千切り
幅1〜2mm程度の生姜の千切りは、歯ごたえを出したいメニューにぴったり。温かいそばに乗せれば、柔らかい蕎麦と千切り生姜のシャキシャキ感とのギャップを楽しめる。
冷たいお蕎麦にも◎。例えば、とろろ蕎麦などに千切り生姜を乗せると口当たりにコントラストが生まれる。
参照:http://ginger-factory.net/
1-2 すりおろし
蕎麦と一緒にズズズっと流し込みたい時、生姜の香りをたっぷり楽しみたい時はすりおろしがおすすめ。天汁の薬味として、また蕎麦汁に変化をつけたい時も使える。
参照:http://bimajyomodel.com/
1-3 おろし汁
蕎麦好きに是非試していただきたいのが、生姜のおろし汁。蕎麦とおろし汁と言えば、辛味大根のおろし汁が有名だが、実は生姜のおろし汁に浸けて食べるのも中々の美味。新鮮な生姜が手に入った時は一度お試しあれ。
参照:http://www.cotta.jp/
⒉家庭でできる美味しい薬味生姜の作り方
チューブに入った生姜も便利だけど、できれば生の生姜を使いたい。ゴツゴツなフォルムに最初は手こずるかもしれないが、コツを知って少しずつ慣れていきたい。
2-1 生姜を洗う
生姜を良く洗い、キッチンペーパーで軽く水気を取る。少し水気が残っていた方が皮を剥きやすいので、湿っているくらいでOK。
2-2 スプーンで皮を剥く(千切りにする場合)
包丁を使っても良いが、実はスプーンで剥くと簡単で安全かつ薄く皮を剥くことができる。スプーンの淵でこそぐように生姜の皮を剥く。
すり下ろす場合は、皮を剥かない方が香りが良いのでお好みで剥かないのもあり。
2-3 切る or すりおろす
千切りする時は、まず生姜を繊維方向に1〜2mm幅にスライスする。スライスしたものを少しずつずらして重ね、今度は繊維を断ち切るように1〜2mm幅に切っていく。
すりおろす時は、おろし金に対して繊維が垂直になるように生姜を当てる。円を描くようにクルクルとすり下ろしていく。しぼり汁を使う時は、綺麗なガーゼにすり下ろした生姜を入れてしぼる。
⒊蕎麦×生姜は体にも良い
体を温める食品として有名な生姜。寒い冬はもちろん、冷房が効いた夏にもおすすめの薬味。独特の香りは食欲を掻き立て、夏バテで弱った胃腸にも優しい。
まとめ
わさびに比べるとマイナーだが、お蕎麦に生姜も美味しい。薬味として生姜を提供する蕎麦屋は多くはないが、家庭で時々味の変化を楽しむのも良いのではないだろうか。