仕事で行った高円寺で見つけたそば屋『信濃』。オヤジの独りそばにもぴったりな、内装で好感度高し。お蕎麦は目に付いた十割蕎麦を頼んだ。十割蕎麦にありがちな、硬さや生煮えなんてことはなく、スルスルいけるおいしい御そばだった。コスパもよく、また行きたい蕎麦屋『信濃』です。
1.おそば砂漠地帯にある名店
仕事上のアクシデントで高円寺へ。用事が済んでおなかが減ったので、早速蕎麦屋へ。
高円寺駅周辺で評価の高いお蕎麦屋を探すと、ひょっこり出てきた、『手打ちそば信濃』。なになに…高円寺はお蕎麦の砂漠地帯?めぼしいお蕎麦屋は少ないようだ。ならば、もう、この『信濃』に行くっきゃない。ということで、早速、食べログにしたがってお店へ。
2.そば屋『信濃』について
JR高円寺駅から、歩いて5分。民家と商店が入り乱れる昔ながらの道沿いにひっそりと佇むそば屋『信濃』。また開店前で暖簾がかかっていないということもあり、意識して通らないとうっかり過ぎてしまいそうなほど、ひっそりしている。
しかし、入り口の左手には大きなガラス張りのお部屋・・・そう、ソバ打ち場。おぉ、これはテンションがあがる!中をのぞくと、綺麗に製粉されたソバ粉。おぉ、ますます期待!お店の前には品書きも何もなかったが、即入店決定!11時30分、暖簾がかかるのを待って、お店に入る。
店内も気取らず、着飾らず、昔ながらの街そば屋さんといった風情。並んだテーブル席の間に仕切りはなく、きっとお昼時はソバ好きで、ワイワイガヤガヤなるに違いない。座席数は全部で25席との事。私は一人だったため、中央の大きなテーブルに着席。オヤジの独りソバ向けな雰囲気で、好感。
それにしても、内装といい、テーブル、椅子といい、なんとも言えない懐かしい雰囲気。昭和の香りがプンプンする。ちなみに、そば屋『信濃』の営業時間は11時30分~14時と18時~20時30分。営業時間が短いゆえ、ご飯時は混雑必至。
3.そば屋『信濃』のお蕎麦は
見たところ、スタッフは調理場の主人と、フロアの女性だけのよう。食べログのコメントにもあったとおり、腰が低く、接客がよさそう。
メニューは壁にあるだけで、十種類ほど。ほとんどのメニューにお蕎麦とうどん両方があるが、お昼はお蕎麦しかやっていないとの事。今回は目に止まった十割蕎麦をいただくことに。750円とはこれまたリーズナブル。
しかし、ほかの店でも食べたが、硬かったり、生煮えだったりであまりおいしいのに当たったことがない十割蕎麦。つなぎがない分、そばを太くしないと切れてしまうのか、どのお店も頑丈なそばを出してくる。果たして『信濃』の十割蕎麦はいかに?
結果、『信濃』の十割は平たいそばで、手打ちのわりに幅も均一でおいしかった。丁寧に伸ばされた御蕎麦は瑞々しく、妙な硬さやボソボソ感もない。これぐらいの軽い感じの十割蕎麦だと、蕎麦本来のすーっと行ける感じがあっていい。それでいてコシもあり、お蕎麦の風味も感じられる。
鰹出汁と思われるそばつゆも、甘すぎずちょうどいい感じで、本わさびをお蕎麦につけて頂け、非常に満足。食べログの高評価は間違いなかった。
そういえば、健康の敵のように扱われている活性酸素。本来は人間に必要なものだからこそ、存在するもの。活性酸素によって、私たちの体は細菌から守られている。ところが、活性酸素が増えすぎると今度は老化などの原因になるという。
もともとは、活性酸素が増えすぎないようにコントロールされているのだが、40歳を過ぎたころからこのバランスが崩れ、活性酸素が増えていく。だから、外部から活性酸素が増えすぎないようなアプローチをしていく必要がある。
それに有効なことの一つが、ポリフェノールを摂取すること。ソバ好きならもうここでおわかりかと思うが、お蕎麦は穀物の中でも唯一、ポリフェノールが含まれる食品。主食としていただきながら、ポリフェノールを摂取できるのは御蕎麦だけ。
40歳は、まさに人生の折り返し地点。全国独りそばふりーくのみんなも、御そばを食べて若さを保ちたい。
4.そば屋『信濃』の個人的なまとめ
そば屋『信濃』は、JR高円寺駅から、徒歩5分ほどのところにある、庶民的な御そばやさん。内装も、独りで新聞や雑誌をゆっくり読んでても焦らされることがなさそうな感じで、非常に好感が持てるお店。
注文した十割蕎麦は、ありがちなボソボソ感や硬すぎ、生煮えといったこともなく美味しかった。手打ちの割りに均一で平たいソバ麺は瑞々しく、これぐらいの軽い感じの十割蕎麦だと、蕎麦本来のすーっと行ける感じがあっていい。食べログ高評価も納得。きっとお昼時は混雑して、てんやわんやなことだろう。
そば屋『信濃』はコスパがいいので、また行ってみたくなるお蕎麦屋でした。