⒈豊島区長崎にある若いお寺とは?
仕事帰りに、東長崎へ。東長崎は、食べ物の激戦区。そば屋も少なくない。『長崎』という地名は、鎌倉時代にこの地を治めた、長崎氏が由来とか。そうそう、東長崎駅を挟んで反対側、南長崎には”今時の”お寺があるらしい。『全昌院』は自らを『若いお寺』と表現しており、ホームページも頻繁に更新されていて、現代的。
また、お寺では、『寺ヨガ』『ココロをととのえる座禅』『吹き矢教室』といったイベントもよく行われているよう。ちょっとお堅いイメージのあるお寺が、グッと身近に感じられる。さらに、結婚式や飲み会まで行われているのだとか。これも、時代かなぁ。私も、ココロをととのえる座禅で、雑念を取り払わなければ!きっと雑念だらけだが。。。
2.『十六文 そば七』について
東長崎駅の北口を出て、右向きに歩く。3ブロック目、少し広い道を左に曲がって大きな交差点の角に、『十六文 そば七』はある。駅から歩いて2分といったところだろうか。このあたりは、そば屋も多く、『十六文 そば七』の向かいにも蕎麦屋。せっかくだし、今日は連荘と行ってみるか!
初めてきたと言うのに、どこか懐かしい気持ちにならざるを得ない『十六文 そば七』。張り出した軒には、昔ながらの瓦が並び、壁、柱、扉、と木製部は、いずれも年季の入った色味と傷が見える。闇夜に、ちょっと明るすぎるんじゃないかとショーケースの照明。昔ながらの庶民派街蕎麦屋。ただ、写真入りのメニュー看板や横断幕の新しさは、チグハグ感が否めないが・・・うぅ~ん、来るねぇ。期待に胸を躍らせながら、これまた年季の入った暖簾をくぐる私。
入ってみると、改築したのだろうか、外観のイメージよりは新しい感じ。庶民派ではあるが、塗壁にどっしりとした柱や梁、障子など、和風建築の重厚さがにじみ出ていて、決して安っぽくない。一枚板のテーブルも雰囲気があっていい。内装やお店の雰囲気はまさにオヤジが独りで行ける店。実際に独りでおそばを食べながらテレビを見ている人が多く、地元の通い慣れた人といった風。座席は4人掛けのテーブルが5つ。中央の大きなテーブルは、相席用か。
『十六文 そば七』の営業時間は、昼の11:00~14:00と夜17:00~21:00。定休日は水曜日。地元の人の食事時に欠かせないお店なのだろう。
3.『十六文 そば七』のお蕎麦は
さて、注文を、と・・・これがまた目移りする。達筆でしたためられ、寸分の狂いもなく整然と貼られたメニューは、壁を覆い尽くす。黒い板に白字の定番メニューから、季節ものの白い紙に書かれた手書きのメニュー、写真入りのおすすめメニューに、黄色地のセットメニュー。几帳面に貼られてはいるが、統一感はない。これもまた、街蕎麦屋独特の風情か。
連荘ということで、まずはこちらで『月見そば』を。そして、運ばれてきたおソバを見て、そのボリュームに驚いた。海苔の・・・サービスしてくれたのかもしれないが、さすがにちょっと海苔が多いような。お蕎麦も量があるが、大量の海苔に覆い尽くされている。しかし、木と竹を組み合わせたせいろといい、『十六文 そば七』の文字が刻まれた湯のみ、『生蕎麦』とプリントされた箸袋など、こだわりが感じられた。
ではでは、早速一口。おいしい!白く、細い更科蕎麦は、見た目とは裏腹に、しっかりとコシがある。シコシコ具合もいい。ただ、食べてる合間にどんどん海苔が飛んで行ってしまう。とはいえ、ボリュームと味では、コスパ高し。
小生、冬でも圧倒的に冷たいお蕎麦をいただくことが多いのだが、実は冷たいお蕎麦はダイエットにも、効果的。お蕎麦を始め、主食となる穀物の主な栄養素はでんぷん。“炭水化物を摂りすぎると太る”と言われるのは、このでんぷんが原因とされる。しかし、でんぷんは摂取した分のすべてが、消化吸収されるわけではない。摂取したでんぷんのうち、2~10%は、消化吸収されないという。こうした“消化吸収されないでんぷん”のことは、『レジスタントスターチ』と呼ばれる。
レジスタントスターチは、消化吸収されないと言うことで、食物繊維と同じような働きをする。つまり、摂取カロリーを抑え、便秘や腸内環境をよくしてくれるということ。さらには、血糖値を下げたり、おやじが気になるコレステロール値の改善にも効果があるという研究報告もあるのだとか。
で、話は戻って冷たいお蕎麦。おそばは冷たい方が、レジスタントスターチに変化しやすい。同じ量のおそばを食べるのであれば、冷たいおソバの方が、カロリーが低く、血糖値やコレステロール値を下げ、腸内も綺麗にしてくれる、といういいことづくし!全国独りそばふりーくのみんなも、迷った時はぜひ冷たいおそばをおためしあれ。
4.『十六文 そば七』の個人的なまとめ
『十六文 そば七』は、東長崎駅の北口から徒歩2分の所にある蕎麦屋。このあたりはちょっとしたおソバの激戦区でもある。ここも、蕎麦屋が向かい合わせで営業しており、この『そば七』と向かいの『いちふじ』の連荘を楽しんでみた。
まずは、こちらで月見そばを。シッカリとした細めの更科蕎麦でおいしかった。ただ、サービスでしてくれたのか、ちょっと海苔が多いような。食べてる合間にどんどん海苔が飛んで行ってしまう。コスパはいいかと。
庶民派の風情あるおそば屋で、内装やお店の雰囲気はまさにオヤジが独りで行ける店。実際に独りでおそばを食べながらテレビを見ている人が多く、こちらもゆっくり休めたような。。。お母さんも優しく、まさしく東長崎駅の町の御蕎麦屋って感じのお店でした。ちなみに、『十六文 そば七』のお蕎麦は自家製みたいです。
オヤジが仕事で疲れ、食欲も体力も落ちた週末にお勧めの蕎麦屋です。