JR山手線『代々木』駅横。。。なぜだ!
代々木駅至近の昭和の香りが漂うお蕎麦屋、『代々木庵』。そばが緩く、冷たさもそれなり。。。立地やスピード重視の昔ながらのお蕎麦屋で、哀愁漂うお店。
個人的には、部下にグチるオヤジ向きのそば屋さん・・・。
1.悲しき代々木の運命
まったく、どうしてこんなにも忙しいのやら。。。忙しさに比例して景気が、良ければそれもまた悪くないが、果たして現実は・・・。溜まった疲れを癒しに、部下を連れて代々木駅近くのお蕎麦屋へ。
『代々木駅』は、1889年まであった『代々木村』が由来らしい。『代々木』という地名もそれなりにブランドがあるのに、近くに『新宿』という強敵がいるためか、『代々木駅』が最寄りにも関わらず、『新宿』と名乗る建物も多い。例えば『新宿駅JR高速バスターミナル』。いかにも、「新宿駅のそばにあります!」って感じの名前なのに、最寄駅は代々木駅。
バスターミナルは地方から来る方への配慮があるとして、『紀伊国屋書店新宿南店』。紀伊国屋は、新宿駅寄りも、代々木駅の方が近い。そんなに『新宿』と名乗りたいのか!?『代々木ゼミナール』よ、代々木を背負ってがんばってくれ!
と、なぜか代々木贔屓なことを考えたところで、、、そば屋『代々木庵』へ。代々木アピールな店名がなんともいい!
2.そば屋『代々木庵』について
そば屋『代々木庵』を食べログで検索。おや、『代々木庵』ってたくさんある。居酒屋にとんかつ屋に、そしてソバ屋。これも“代々木愛”ゆえか!?とにかく、間違わないように行かないと。
全国独りそばふりーくのみんなも、気をつけて!
ちなみに、そば屋『代々木庵』の食べログでの評価は、『3.04』。まぁまぁといったところか。
でも、最近食べログの評価は美味しさだけでなく、コスパやスピード、そしてお店への愛着などで変わってくるみたい。要は評価だけでなく、コメントの数なんかでも判断して、最後は自分で行ってみないとおいしいお蕎麦屋さんは見つけられないってこと。
さてさて、『代々木庵』の名の通り、そば屋『代々木庵』は代々木駅の西口を出て、右に歩いて1分のかからないところにある。建物の1階がそば屋『代々木庵』。
おっと、見上げると同じ建物の2階がとんかつ屋『代々木庵』。んん?地下1階が居酒屋『代々木庵』。なるほど。前言撤回!どこの『代々木庵』に行っても迷いません!
とんかつのいい香りに思わず引き寄せられそうになりながら、ググっとこらえて、私は1階のソバ屋の暖簾をくぐる。
外観は昭和の香りが漂うと思っていたが、ドアを開けると、、、意外に自動ドア。
そして、店内もまた昭和。
初めて来ても「懐かしい」と思わせてくれる雰囲気。昭和33年の開業とか。店内に入ると、壁に高々と掲げられた『代々木庵』の達筆の看板が目を引く。
ステンレスの無機質な食器置きに、昔ながらの食堂でよく見かけるようなテーブルセット。
中央には、相席用の大きなテーブル。
独りでお蕎麦をすするにはバッチリな印象。実際、独りそばなお客さんもチラホラ。これでお蕎麦が美味しければ、しめたもの。
3.そば屋『代々木庵』のお蕎麦は
私たちはテーブル席に着席。メニューにはお蕎麦以外の、一品料理も豊富。こうなると、居酒屋『代々木庵』との棲み分けが難しそうだが、そば屋『代々木庵』ならそのままシメのおそばをいただけるということか。
私は『穴子天せいろ』を注文。部下は『海老天せいろ』。ともに、1,000円、値段は普通か。
思いのほかあっという間に、お蕎麦が運ばれてきた。
穴子天は、お皿を対角線上に置いても、少しはみ出すくらい大きい。お蕎麦の方も、それなりの量がある。
そば麺は、色は明るめだが、ところどころに蕎麦殻が見える。どうやら、そば屋『代々木庵』のお蕎麦は、自家製麺らしい。
そば屋『代々木庵』の主人は、最近の立ち食いそばのレベルの高さを意識して、こだわっているのだとか。
さて、いつものようにお蕎麦に一味をササっと振りかけたところで一口。。。なぜだ!おそばが緩い。
・・・冷たさもそれなりで、むむむ。細めのおそばなのでスルスルといけるかと思ったが、ちょっと残念。水切りは悪くないが。
立地を考えれば、特別高いお蕎麦ではないかもしれないが、味が伴わないとコスパのいいお蕎麦とも言えない。
代々木庵って、もしかして、おそばをメインに来るところではないかも。
そういえば、最近、胃腸の調子が悪いと思ってお蕎麦の頻度もあがっていたが、おそばを食べると胃腸機能の向上にも役立つらしい。
なぜなら、おそばにはミネラルの一種、『亜鉛』が含まれるから。亜鉛不足は、胃腸機能が落ちる原因にもなるのだとか。
他にも、亜鉛不足は、インシュリン不足や免疫力の低下、貧血などを引き起こすらしい。あと、精子の数まで減ってしまうそう。恐ろしい!これは、オヤジだけの問題どころではない。男の死活問題。
そして、おそばには亜鉛が100g当たり2.4mg含まれている。
同じ100gなら、お米が1.4mg、小麦に至っては0.3mgなので、お蕎麦に亜鉛が豊富に含まれていることがわかる。
厚生労働省によると、成人男性で亜鉛の1日必要摂取量が8mg。お蕎麦を200g食べれば、必要量の6割くらいをカバーできることになる。ちなみに上限量は30mgで、それ以上摂取すると、腹痛やおう吐、さらにはがんの原因にもなるそうなので、注意を。。。何事もやり過ぎには注意。
4.そば屋『代々木庵』の個人的なまとめ
そば屋『代々木庵』は代々木駅横の昭和な雰囲気のお店。
もちろん、独りでも入りやすい。
ただし、『代々木庵』のお蕎麦は、そばが緩く、冷たさもそれなり。おそばの提供時間は早く、立地や時間重視の昔ながらのお蕎麦屋といった感じ。
個人的には、哀愁漂うお店。部下にグチるオヤジ向きのそば。