麺類の中では圧倒的にヘルシーな蕎麦。暑いときは冷たく、寒いときは温かく、トッピングを色々変えてみる、など様々なアレンジができます。
本記事では、『茄子×豚肉』でアレンジした蕎麦のレシピを、栄養面を解説しながらご紹介します。
蕎麦やうどんがあまり好きではない夫が、このつけ汁だと凄い勢いで食べます(笑)2016.10話題入り感謝♡雑誌掲載、感謝❁
ちーずサン
茄子×豚肉のつけ麺風蕎麦
紹介する蕎麦は、茄子と豚肉をめんつゆ、ねぎ、ごま油、しょうがなどで味付けしたつけ汁を作っておき、そこにゆでた蕎麦を入れて、つけ麺風にして食べるレシピです。
めんつゆの味が好きでない場合は、自分でだしをとって、みりんやしょうゆで味付けをしてもおいしく作ることができますよ。
これからの季節はとっても寒くなりますから、しょうがをたっぷり入れて、体が温まる蕎麦にしてあげると良いでしょう。
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茄子のアントシアニンパワーで目などの健康を保とう!
茄子に含まれるアントシアニンには、目に嬉しい効果やメタボリックシンドロームを予防する効果などがあります。茄子の紫色こそ、アントシアニンの正体なのです。
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アントシアニンは紫色の色素で、ナスの他にもブルーベリーやカシスにも含まれています。さらに、アントシアニンはポリフェノールの一種で、抗酸化作用を持っている成分。現代人に嬉しい役割をたくさんもっているのです。
目の機能を改善する効果
私たちは物を見るときに、光の情報を読み取っています。この情報を読み取るときに、ロドプシンという目の物質が光の情報を受け取っているのですが、ロドプシンは役割を果たした後に分解されています。
アントシアニンは、このロドプシンの再合成を助けてくれるので、目の機能を高めてくれるのです。
茄子だけでなく、ブルーベリーやカシスに含まれているアントシアニンも同じ役割を果たしてくれます。
白内障の予防
アントシアニンは目の機能を高めるだけではなく、白内障を予防してくれます。白内障は、目の水晶体というガラスの部分が白く濁ることで目が見えにくくなり、視力が低下する病気です。
アントシアニンがもつ抗酸化作用がはたらくことで、白内障を予防してくれます。水晶体は光を通す部分なのですが、光を通すからこそ、紫外線によるダメージも受けやすい部分です。
紫外線による酸化ダメージを受けると、水晶体のにごりを引き起こすことが分かってきていますが、アントシアニンの持つ抗酸化作用により、酸化ダメージが軽減されます。それによって、白内障を予防してくれるのです。
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白内障は、50代ごろから発症する人が増え始めます。そして、80代になるとほとんどの人が発症するというデータもあるほど、身近な病気です。私たち日本人は非常に長生きですから、長く目と付き合うためにも、アントシアニンで白内障を予防したいですね。
メタボリックシンドロームの予防
アントシアニンには、内臓脂肪の蓄積を抑える効果もあります。ある研究で、マウスにアントシアニンを混ぜた高脂肪のエサを与えたら、脂肪の合成が低下しました。
まだマウスレベルの研究ではありますが、このことからアントシアニンはメタボリックシンドロームを予防すると注目されています。
花粉症予防
花粉症は、ヒスタミンという体の中の成分が、外敵である花粉を外へ追い出そうと、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどを誘発させることによって起こる病気です。アントシアニンは、ヒスタミンを減少させる働きがあるので、花粉症予防への効果も期待されています。
豚肉にはビタミンB群が豊富!
肉類といえば、たんぱく源ということは広く知られていますが、豚肉は、ビタミンB群も豊富にもっています。特にビタミンB1の含有量がトップクラスで、ビタミンB1は部位によっては、牛肉の8倍近くももっているのです。
レシピには豚肉の種類は指定されていませんので、好みの豚肉を使っていただければ良いでしょう。
脂質が気になる方におすすめなのは、ヒレ肉。豚肉の中で最上位のヒレ肉は、ビタミンB群が豊富なだけではなく、貧血予防に効果がある鉄も多く含まれています。そして、脂が少ないという特徴もあります。
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特に女性の方はダイエット中に脂質をとりたくないという人も多いでしょうし、貧血にもなりがちですから、女性には豚ヒレ肉をおすすめします。
もちろん、手軽に入手できる豚スライスや豚ミンチでも、美味しく作ることは可能です。
まとめ
茄子×豚肉の蕎麦は、茄子のアントシアニンパワーと豚肉のたんぱく質やビタミン群で、たくさんの栄養をとることができます。
特に茄子のアントシアニンは、現代人が陥りがちな病気を予防するはたらきを持っていますよ。
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