【栄養士が語る】健康分野で注目のルチンが120倍!意外と身近な韃靼蕎麦の魅力
あなたは、韃靼蕎麦(ダッタンソバ)という蕎麦を聞いたことがありますか?
韃靼蕎麦とは、苦味成分を含む蕎麦のことで、中国では古くから親しまれてきました。その苦さは、別名『苦蕎麦』という名前がついているほど。茹でると黄色味を帯びるのも韃靼蕎麦の特徴です。
日本では苦味が強いことからあまり食べられてきていませんでしたが、最近ではその健康効果が評価され、少しずつ食べられるようになっています。
本記事では、韃靼蕎麦の原産地など基本情報に加え、健康効果、入手方法等をご紹介していきます。
韃靼蕎麦はどこで作られているの?
韃靼蕎麦は寒い地域で栽培されています。国外では、中国やモンゴルやロシア、日本では北海道や北陸地方が主な生産地です。現在では企業が手を入れて長野県でも栽培がされていますが、寒さの厳しい地方での生産に向いている植物です。国内では『北海T8号』という品種が優良品種として国の研究施設にて認定されています。
収穫された蕎麦は麺類の蕎麦だけではなく、蕎麦茶にも加工され、その後市場に出回ります。
参照:https://tabelog.com/
韃靼蕎麦のルチンは普通の蕎麦の約120倍!
韃靼蕎麦が注目され始めた理由は、ルチンの含有量にあります。最近蕎麦が注目されている理由も、蕎麦のもつルチンによる健康効果がきっかけとなりました。そのルチンが普通の蕎麦の約120倍も含まれているのですから、韃靼蕎麦も注目されますよね。
ルチンは、生活習慣病の予防や改善、ビタミンCの吸収促進、毛細血管を丈夫にしてくれるなどの報告がされている成分です。ルチンはポリフェノールの仲間なので、ポリフェノールのもつ抗酸化力をもち、これらの効果が期待されているのです。
よって、ルチンを多く含む韃靼蕎麦は普通の蕎麦よりも健康効果が高いと注目されています。
韃靼蕎麦はどこで食べることができるの?
普通の蕎麦よりも健康に良いとされる韃靼蕎麦ですが、飲食店やスーパーなどで見かける蕎麦の多くは韃靼蕎麦ではありません。しかし、韃靼蕎麦は案外身近にある食材です。韃靼蕎麦を食べる方法について解説していきます。
ネット検索でお店を探そう
普通の蕎麦屋の多くは、韃靼蕎麦ではなく普通の蕎麦を提供しています。蕎麦を食べたいなぁ…と町を歩いても、なかなか韃靼蕎麦屋さんには辿り着かないでしょう。
食べログで韃靼蕎麦を検索してみます。韃靼蕎麦を使ったお茶屋デザートを含めると、お店は320件ほどヒットします。東京都に絞ると78件です。普通に歩いていてもなかなか巡り合えない韃靼蕎麦屋さんですが、しっかりとリサーチしていれば、意外と身近なところで出会えるかもしれませんね。
東京都で韃靼蕎麦が食べられるお店
1 十割蕎麦 韃靼 穂のか
千代田区神田エリアで、十割蕎麦が500円から食べられるそば屋です。『韃靼』を看板に掲げているだけあって、韃靼蕎麦系のメニューがあっという間に完売する日も。
2 健康美食 健美
新橋駅から徒歩3分圏内の夜は蕎麦居酒屋にもなる創作料理屋。韃靼蕎麦のほか、田舎、挽きぐるみ、更科など一通り蕎麦を楽しむことができる。
3 地酒とそば・京風おでん 三間堂 新宿NSビル店
新宿都庁エリアの高層ビル29階にあるそば屋。お酒やコース料理も充実していて、宴会利用もできる。
4 煉 神田店
秋葉原のおしゃれな蕎麦ダイニング。二八蕎麦と韃靼蕎麦の二種類があるので、食べ比べを楽しみたい方にもおすすめ。
5 三間堂 赤坂店
赤坂見附から歩いて3分圏内の蕎麦居酒屋。定食で韃靼蕎麦が食べられる。
参照:http://nanitabe.blog88.fc2.com/
ネット通販なら自宅でも簡単に韃靼蕎麦を入手できる!
家で韃靼蕎麦を楽しみたい方や、近くにお店がない場合は、ネット通販を活用しましょう。ネット通販では3人前1,000円程度から販売されています。スーパーではあまり見かけませんので、家で韃靼蕎麦を楽しむ場合はネット通販を活用すると良いでしょう。
韃靼蕎麦茶にも注目!
韃靼蕎麦は、韃靼蕎麦茶としても販売されています。飲み方はとっても簡単で、急須に韃靼蕎麦茶を入れお湯をそそぎ、少し蒸らしたら完成です。いつものお茶の代わりとして日常的に飲んでも良いでしょう。通販では150gで800円程度から販売されていますので、こちらも比較的入手しやすいのではないでしょうか。
韃靼蕎麦のルチンは蕎麦の120倍!ぜひ一度試してみて
韃靼蕎麦のルチンは普通の蕎麦の約120倍。ルチンは抗酸化作用をもつ物質で、様々な健康効果を期待されている成分で、ルチンがたくさん含まれている韃靼蕎麦は、健康に良い蕎麦であると注目されています。
かつては、強い苦味を持つためあまり食べられてこなかった韃靼蕎麦ですが、現在は改良されて少しずつ食べやすくなってきています。案外、通販や外食で気軽に食べることができますので、ぜひ1度食べてみてくださいね。
(参考)
https://www.taiyo-bussan.co.jp/products/page3e.html
http://www.nikkoku.co.jp/entertainment/dattansoba/mamechishiki.php
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%90
http://www.nikkoku.co.jp/entertainment/dattansoba/rutin.php