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さぁさぁ、お蕎麦が到着!箸で手繰って一口・・・行こうとしたら、ブチブチと切れて箸にもかからない。さすがに蕎麦屋でこのようなお蕎麦が提供されることはないだろうが、これに近い状況に出会ったことのあるソバ好きは決して少なくないはず。
まして、自分でそば打ちをしているならば、はじめはみな通ってきた道ではないだろうか。今回はそんな『そば切れ』の原因について探ってみた。
1.そば切れの原因1「すり合わせで力を入れ過ぎた」
ソバ粉を、両手でこすり合わせる『すり合わせ』。このとき、無駄に力を入れ過ぎると、力がかかった部分のそば粉同士がくっついてしまう。すると、次の加水の工程で水分が浸みこみにくくなり、ムラができて、お蕎麦が短く切れる原因となる。
2.そば切れの原因2「乾燥」
ソバ打ちに時間がかかって乾燥してしまった、そば打ち部屋が乾燥していた、など「乾燥」もそば切れの理由の一つ。慣れないうちに時間がかかるのは仕方ないが、加水量を調整するなどして、乾燥を防ぎたい。
3.そば切れの原因3「一度に加水しすぎた」
一度に加水しすぎた故、ソバ粉の隅々まで水分が行き渡らないのも蕎麦切れの原因。加水したらすぐに玉にまとめようとせず、充分に水分を行き渡らせ、少しずつ加水していくのがポイント。
まとめ
そば切れの原因の多くは、そば打ちの工程のうち『水回し』にあると考えられている。どれだけ手早く、水分を充分に浸透させるか。これが蕎麦打ちの難しさでもあり、奥深さでもある。