1.都会の喧騒を忘れさせてくれる逗子
年越しそばを家族で食べに、神奈川県は逗子へ。海を身近に感じられる街、逗子。『道の駅』が、市民権を得てしばらく経つが、逗子にあるのは、海の駅。その名も、『逗子マリーナ』。海の魅力を思う存分体感できる、人気スポット。海産物を味わうもよし、釣りやクルージングを体験するもよし、温泉で癒されるもよし。都会の喧騒から離れて、リフレッシュするのにいい。大人から子供まで楽しめて、家族サービスにもぴったり。
逗子には逗子マリーナのほかにも、大崎公園や岩殿寺、田越川といった名所が多い。都心から少し足を伸ばしていける距離間も嬉しい。もう少し子供が大きくなったら、奥さんと来たいなぁ。。
2.そば屋『あん彦』について
京急新逗子駅を出て左手。川を渡ったところにあるそば屋『あん彦』。新逗子駅から徒歩2分、JR逗子駅から徒歩5分と抜群の立地。逗子文化プラザの前。コンクリートを打ちっぱなしたような、灰色の建物の一階。その灰色の壁に、赤や青の鮮やかなラインが走るその姿は、おおよそそば屋には見えないほどモダン。しかし、お店の看板には、『越前 おろしそば』の文字。どうやら間違いないらしい。
お、よく見ると、『あん彦』の前に、『御清水庵(おしょうずあん)』と書かれている。ちょっと調べてみると、『御清水庵』とは、福井県の越前地区にある、有名なおそば屋らしい。『あん彦』の主人は、御清水庵で修業をしたのだろうか。ちなみに、越前蕎麦は、大根おろしを使うのが特徴。
しかし、板石の間に綺麗に敷き詰められた砂利。オールドウッドの窓枠や木のベンチ。『和』のイメージにそぐわない鉢植え。それら一つ一つから、主人のこだわりを感じられる。
ドアを開けると目の前に一枚の大きな木で出来た、13名掛けの長いテーブル。外観のイメージよりはるかに、奥行きがある。明るく清潔感のある店内。一枚板のテーブルや木札のメニューも、なかなか凝ってて、雰囲気よし。店員さんも笑顔で丁寧な接客、全席禁煙というところも◎。オヤジの独りそばにもよさそう。一枚板のテーブルの後ろには、2人掛けと4人掛けのテーブルが2卓ずつ置かれている。店内は、年末だけあって、家族連れでそこそこ混んでいる。
そば屋『あん彦』の営業時間は、11時から15時と17時から21時30分。火曜日がお休みということで、週末の小旅行にもぴったり。
3.そば屋『あん彦』のお蕎麦は
席に着き、ゆっくりとメニューを見る。もちろんいただくのは、越前蕎麦。『天ぷらおろしとろろそば』を注文。10分ほどでお蕎麦が到着。
星がたくさん見える田舎蕎麦は、少し平べったい。太めのお蕎麦で一瞬好みじゃないと思ったものの、食べてみると歯ごたえシッカリのお蕎麦も案外行ける。うん、旨い!大根おろしやとろろを絡めて頂く、太めの蕎麦は噛みごたえがあるものの、案外するりと行けた。大根おろしのピリッとした辛味が、いいアクセントとなって、また美味しい。
そばの実を丸ごと挽く田舎蕎麦は、おソバの中でも、『ルチン』が特に豊富に含まれているのが嬉しい。ルチンの効能は多くあるのだが、その一つが高血圧の予防や改善。例えば、高血圧の人が医師に処方されることのある、『アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬』。通称『ARB』。ネーミングから察するに、“アンジオテンシンⅡの受容体の働きを減弱させる”ということ。つまり、アンジオテンシンⅡの働きを弱める=高血圧を改善するということになる。
そして、おそばに含まれるルチン。このルチンがなんと、アンジオテンシンⅡの働きを弱める作用があると考えられている。お蕎麦は高血圧の薬と同じ働きをしている可能性が!す、すごいぞ、お蕎麦!全国独りそばふりーくのみんなも、おそばを食べて、高血圧を予防しよう!
4.そば屋『あん彦』の個人的なまとめ
そば屋『あん彦』は、京急新逗子駅から徒歩2分ほどにあるお蕎麦屋。打ちっぱなしコンクリートの建物や、一枚板のテーブル、木札のメニューなど、なかなか凝っていて、雰囲気良し。店内は、年末だけあって、家族連れでそこそこ混んでいる。
太めのお蕎麦で一瞬好みじゃないと思ったものの、食べてみると歯ごたえシッカリのお蕎麦も案外行ける。越前蕎麦らしく、大根おろしやとろろを絡めて頂く、太めの蕎麦は噛みごたえがあるものの、案外するりと行けた。
逗子駅周辺は他にも食べログで評価の高い御蕎麦屋が多くあり、またチャンスに攻めてみたい。お蕎麦のハイシーズンでなければ、ゆっくり出来そうな雰囲気があるお店。ただ、店員さんが結構多いか。