1.軽井沢の超有名店は、メディア登場回数も半端ない
都会の喧騒からエスケープして、家族と過ごす週末。軽井沢で旨いおソバを。軽井沢の旨いお蕎麦屋と聞いて、ピンとくるそば好きは、少なくないだろう。今回訪れたお蕎麦屋は、メディアで取り上げられたことは、数知れず。少し前も、TBS朝の情報番組『白熱ライブビビット』で取り上げられていたっけ。たしか、軽井沢特集だったか。
さらに、そのお蕎麦屋は、2~3年前のテレビ東京系の番組『そうだ旅(どっか)に行こう。』にも登場したらしい。その時は、『オアシズ』と高橋真麻が訪れたとかで・・・いずれにしても、軽井沢に行くなら、押さえるべきおそば屋。全国独りそばふりーくのみんなも、要チェック!
2.そば屋『軽井沢 川上庵』について
軽井沢の有名そば店・・・だいぶもったいぶったが、その名も『軽井沢 川上庵』。言わずと知れた軽井沢の名店。食べログでも『3.56』と、高評価。すでにかなりハードルが上がっているが、それも『軽井沢 川上庵』は、一蹴してくれるであろう。
軽井沢銀座、、、あいにくの天気ながら、紅葉に美しく葉を染めた木々。マ、マイナスイオン!!都会の喧騒にまみれたオヤジの身体に、沁みわたる。身も心も洗われながら、木々の合間の整備された道路を行く。あたりは、ログハウス調のおしゃれな建物ばかり。その中に、ひときわ目を引く建物。建物がお洒落だから?いや、それだけではない。圧倒的に、人が多い。
行列の絶えないお店。それこそ、『軽井沢 川上庵』。行列必至!デートの際は、予約しないと、彼女待ちくたびれて不機嫌必至!「二人で待つなら、その時間も思い出だね」そんなことを言ってたとか、言わなかったとか、不毛な妄想でオヤジ必死!
さぁ、改めて『軽井沢 川上庵』。見た目は、ソバ屋じゃない。おしゃれすぎる。これをおしゃれと呼ばずして、何をおしゃれと言おうか。そんなレベル。アシンメトリーにデザインされた、モダンな建物の壁には、『Kawakami An』。もう、カフェにしか見えない。唯一、お蕎麦屋らしいのが、白い暖簾。暖簾には『川上庵』。建物と暖簾のギャップをおしゃれに変えてしまうあたり、只者ではない。ちなみに、『川上庵』は、青山や麻布にも系列店がある。
さて、入店。外観を裏切らず、内装も、おしゃれ。木材をふんだんに使った店内は、和モダンな雰囲気。窓から覗く景観も、計算されているのであろう、とても美しい。一方で、色味のある、ガラスや陶器の工芸品が華やかさを添える。落ち着いておいしくおソバをすすれそうな予感。そして、BGMに、バーカウンター。カウンターに並ぶお酒。どこを切り取っても絵になる。スタッフも、若くキビキビとしていて、街そば屋とは一線を画す。
広い店内、140席近くあるらしい。それで行列ができるとは・・・『軽井沢 川上庵』の人気は、恐ろしい。テラス席も開放感にあふれてよさそうだが、何しろ、外で並んで入店を待つ、お客さんからの視線を集めること間違いなしなので、落ち着いておソバをすすれない。ということで、私は店内の席へ。
ちなみに、そば屋『軽井沢 川上庵』の営業時間は、11時~22時と、近隣のお店の中でも長め。繁忙期は、さらに早い時間、10時45分~23時までやっているというから、その繁盛ぶりは想像に難くない。軽井沢と言う場所柄、マイカーでの訪問も少なくないが、『軽井沢 川上庵』の駐車場はわずか16台分。しかも利用できるのは17時以降。西武バスの『旧軽井沢』バス停が、お店のすぐ前なので、バスの利用が便利かも。
3.そば屋『軽井沢 川上庵』のおそばは
席について、おしゃれすぎる内装を一通り眺めたころで、ゆっくりとメニューを拝見。ファイル型のメニューは何ページもあり、おソバ以外の食事やおつまみ、お酒にデザート。かなり豊富。最もオーソドックスな『せいろ』が880円と、単価は高めの設定だが、周囲を見てもみんな思い切りよく注文している様子。私は『クルミだれせいろ』を注文。1200円。なかなかお値段のするクルミ・・・
『軽井沢 川上庵』のおそばは、店名にもなっているように、信州は長野県川上村の蕎麦の実を理想と位置付けている。それも昔、川上村のソバの実は、献上品だったからだそう。『軽井沢 川上庵』では、川上村の蕎麦の実を目指し、長野県内外から、さらには海外のそばの実を集めているのだとか。集めた『軽井沢 川上庵』こだわりのそばの実は、当日使う分だけを石臼で製粉し、粗挽きの蕎麦粉に仕上げているらしい。なお、二八蕎麦とのこと。
『軽井沢 川上庵』のこだわりは、つけ汁にもおよぶ。つけ汁は、すべて国産大豆を使用。国産大豆の良さを引き出すために、1年かけて熟成するのだそう。蕎麦粉にこだわるソバ屋は当たり前のように多いが、つけ汁にここまでこだわるとは。。。すごい。
店内の広さと、混雑具合からすると、意外なほど早くおそばが到着。せいろにたっぷりと盛られたおそばは、綺麗に切りそろえられているが、特別にインパクトのある見た目ではない。クルミだれは見るからに濃厚。トロっとしている感じが、見ただけでわかる。
では、早速一口・・・うまい!冷水で絞められたおそばはキンキン。綺麗なお水が豊富にあるのだろう。モチモチと噛みごたえのあるそば麺は、粗挽きゆえか、表面のザラザラ感が、程よい喉ごしを与えてくれる。そして、フワっと香る。結構な量があるが、ズズズと箸も進む。クルミだれも見た目通り、濃厚でお蕎麦とよく絡んで、おいしい。
お酒の〆にぴったりな、キリリと冷えた旨い蕎麦。『軽井沢 川上庵』はお酒のメニューも豊富だし、夜にも食べたいところ。お酒の〆にお蕎麦を食べるのは、身体のためにも非常に理にかなっている。お蕎麦に含まれる『ナイアシン』や『コリン』は、肝臓を保護してくれる上に、アルコールの分解を早める作用を持つ。特に『ナイアシン』は、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解してくれる。飲んだ翌日、元気に動くためにも、お酒の〆はおそばで!
4.そば屋『軽井沢 川上庵』の個人的なまとめ
『軽井沢 川上庵』は、軽井沢にあるオシャレすぎる御蕎麦屋。外装も内装もシックな和モダンで、大人な雰囲気。店内もお蕎麦屋とは思えない、おしゃれさで。軽井沢レジャーの合間にちょうどいいお店。
おそばは、こだわりのそばの実を国内外問わず調達。綺麗な水が豊富にあるためか、よく冷えていて旨い。クルミだれは濃厚で、一度は食べてみる価値あり。
言わずと知れた軽井沢の名店、川上庵。オヤジの独りそばというよりは、友人や家族と行くのに、丁度いいお蕎麦屋。次はお酒もたしなみたい。
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