さがら、また来たいと思われる蕎麦屋へ変身してほしいお店。
千代田線赤坂駅近くの小料理屋的な蕎麦屋。蕎麦だけでなく、雰囲気も楽しめる。ただ、お蕎麦の値段は、場所柄気持ち高いかも。次回もう一度来た時は、三色蕎麦を楽しんでみたい。
1.あの超有名人が週5で通う、赤坂のお蕎麦の名店
今日はちょっといつもと違う方向に足を伸ばして赤坂へ。実は、ここ赤坂もお蕎麦屋さんが多い。場所柄、高級路線のソバ屋にはなるが、それを言ってはおしまいよ。
そば好きオヤジの独りそばの旅は、まだまだ続く。。。
さて、本日の狙いは、そば屋『沙伽羅(さがら)』。
そば屋『沙伽羅』は、2014年3月をもって18年もの歴史に幕を下ろした朝の情報番組『はなまるマーケット』で紹介されたらしい。
『はなまるマーケット』のレギュラー陣が、おすすめの飲食店を紹介するコーナー、『はなまるセレクション』で、そば屋『沙伽羅』は、番組終了ギリギリの2014年3月に紹介されたそう。
ちなみに、そば屋『沙伽羅』を紹介したレギュラー陣は、“やっくん”こと、タレントの薬丸裕英さん。
やっくんは、そば屋『沙伽羅』に、なんと、週5もの頻度で通っているとか!ちょっと行きすぎではないか、とツッコミたくもなる・・・しかし、舌の肥えた芸能人が足しげく通う蕎麦屋『沙伽羅』。行ってみるしかない!
2.そば屋『沙伽羅』について
そば屋『沙伽羅』は、赤坂駅と赤坂見附駅のちょうど真ん中あたりにある。以前、これまた有名なそば屋『田中屋』があったらしい。
そば屋『沙伽羅』のオープンは2012年11月と、比較的新しいが、もともと同じ赤坂で『観世水(かんぜすい)』という、和食レストランの2階にあった蕎麦屋の2号店という位置づけのよう。
そば屋『沙伽羅』オーナーは、若いころから飲食店の経営を夢見ていたとか。オーナーは、20歳から洋食店で修業、24歳からは和食や蕎麦の修行。そして33歳で『観世水』のオープンと、筋金入りの職人。
競争の激しい赤坂で、着実に事業を大きく展開しているらしいから、料理も経営も腕がいいのだろう。
千代田線、赤坂駅1a出口からあるくことおよそ1分。新しく、綺麗なのに、どこか重厚感を漂わせる紺色の暖簾がかかった店が見える。
そば屋『沙伽羅』である。洗練された外観は、無駄がない。私は暖簾をくぐり、引き戸を開ける。
そして、店内に入り、落ち着いた雰囲気だと思った次の瞬間、とあるものに目を奪われる。所狭しと並べられた日本酒たち。それほど詳しくはない私でも、“希少な”日本酒であることがわかる。
暖色系の照明で照らされた明るいフロアは天井が高く、あふれる開放感。内装は“和モダン”で、風情ある空間。テーブル席にしきりはないが、落ち着いてお蕎麦をすすれそう。
これなら、独りそばもいける。
奥にはプライバシーの保たれた個室もあり。家族連れはもちろんのこと、接待などビジネスシーンでも利用できるお蕎麦屋は貴重。
なお、お昼時でも相席なしで食べられるらしい。宴会時には最大50名まで収容可能とか。
3.そば屋『沙伽羅』のおそばは
私は開放感あふれるテーブル席の角に案内される。落ち着いてお蕎麦をすすれる、角はいい。メニューを改めて見ると、やはりお蕎麦以外に、お酒や旬の肴にこだわっているよう。
入口で目が釘付けになったように、日本酒には特に力を入れているらしい。自らの足で、酒造をめぐっているようで、山形の『十四代 純米大吟醸 龍泉』や静岡の『磯自慢 中取り純米大吟醸 ビンテージ』福井の『黒龍 石田屋』『二左衛門』『梵 純米大吟醸 超吟』など、希少な日本酒を常に置いているとか。って、私はそんなに詳しくないのだけど。。。受け売り・・・、日本酒が詳しい人からすると、そば屋『沙伽羅』の日本酒の品ぞろえは、「驚愕」に値するらしい。
こうした厳選した日本酒を、漁港から直接、空輸で仕入れた魚のお造りとともに味わってもらうのが、オーナーの狙いのよう。
うんうん、了解!ではお言葉に甘えて、まずは日本酒を!と、いきたいところだが、後に仕事が待ち受けているので、本日は断念。ぐむむ・・・
気を取り直して、お蕎麦のメニューを吟味。おそばは毎日、挽いているようで、手打ちの『せいろもり』と『田舎もり』『変わりそば』の三種類を楽しめる。
『せいろもり』は、細打ちの二八蕎麦、『田舎もり』は、福井産のそば粉を荒挽き太打ちに。『変わりそば』は、『柚子切り』や『しそ切り』のほか、『季節の変わりそば』が提供される。
『せいろもり』と『田舎もり』『変わりそば』のすべてを楽しみたいソバ好きのための『3食もり』も。こういうのはうれしいね!
ちなみに、『田舎もり』の太打ちは、“かなりの”太打ちらしい。ヘタしたら、うどんより太いという噂。コシも強く、九割蕎麦ということもあって、香りも味も濃いそう。
非常に気になるところだが、初来店ということもあり『せいろもり』
を注文!
さてさて、やってきた『せいろもり』は、濃いめの色。太さも、やや太い。
お箸で手繰って、口元に盛ってくると、ふわっとお蕎麦のいい香り。
そして、一口。うん、おいしい。キリリとよく冷えたお蕎麦は、弾力と強いコシが印象的。
あまりにもおソバのコシが強くて、「スルスルすする」というより、「ズズズズと口に入れて、噛み締める」という方がふさわしい。
つゆは、辛めの濃い味で、おそばとよく絡んで、のど越しをより楽しませてくれる。
弾力のあるお蕎麦と言えば、、、おそばは、血管にも弾力を与えてくれる。その秘密は、『ルチン』。ルチンは、健康にいいとして一世を風靡したポルフェノールの一種。
お蕎麦にはルチンが豊富に含まれている。そしてルチンは、血管に弾力を与え、動脈硬化や高血圧などを防いでくれるそう。
上司の叱咤激励?に血圧上昇気味の全国独りそばふりーくのみんなも、おそばを食べて、血圧コントロール!
4.そば屋『沙伽羅』の個人的なまとめ
そば屋『沙伽羅』は、千代田線赤坂駅近くの小料理屋的な蕎麦屋。外観も内装も『和モダン』でおしゃれ。そば屋『沙伽羅』の蕎麦はうまく、雰囲気も楽しめる。
さらに、日本酒や酒のつまみも充実。お昼も夜もコースあり。ただ、お蕎麦は、場所柄気持ち高いか。雰囲気も、価格も、ちょいと高めの居酒屋的な。
そば屋『沙伽羅』は、接待、家族連れ、独りでも行ける蕎麦屋。次回は、やっくんもオススメらしい三色蕎麦を楽しんでみたい。