顧客回りの一環でちょっと遠出。北松本駅からは程遠いロードサイドのお蕎麦屋。お蕎麦は細め、でもコシがあり、喉ごしよく、つるつるいける。
まるでパスタのアルデンテを食べてるようなむちむち感。
蕎麦は、やっぱり信州か。新たな発見。おそばの国、長野県は松本市にある十割そば処『CCube』へ
1.都心からのアクセス抜群!?ちょっくら信州へ!
信州方面のお客さんのところへ行った帰りに。せっかくの遠出、本場信州のおそばを食べなきゃもったいない!ということで、北松本駅最寄りのお蕎麦屋へ。最寄と言っても、結構、歩くのだけど。
松本市は、長野県内屈指の都市。国宝『松本城』があり、経済力も長野市に次ぐ。そして、松本市と言えば、映画やテレビドラマの舞台となることも多い。
しかも、超有名作品の、舞台。映画では『いま、会いに行きます』、『時をかける少女』、『嫌われ松子の一生』、『岳-ガク-』など。自然豊かな土地でありながら、都心へのアクセスもいいからだろうか。
ただ、アクセスがいいと言っても、なかなかお蕎麦を食べるためだけには来られないね・・・。ちょっとした理由がないと。今回の、仕事のように。
2.十割そば処『CCube(シーキューブ)』について
さてさて、松本市でまずは旨いおそば屋を検索。
すると、食べログで面白い書き込みを発見!コメントによると、“「十割そばが食べたい」と観光案内所で聞いて行ってみました。”との事。なんと、観光案内所で紹介されるお蕎麦屋!しかも、“口コミで広がったお店”らしい。さらには、松本城の受付のお姉さんも推薦のお蕎麦屋だとか。
おそばの本場、信州にあってこれは・・・な、なななんか、すごそう。
食べログでの評価は『3.06』とボチボチだが、観光案内所で紹介されるおそば屋が、気にならないわけがない。私は、さっそく十割そば処『CCube(シーキューブ)』に向かった。
十割そば処『CCube(シーキューブ)』は、北松本駅から東方面に歩いて7分ほど。このエリアにしては近い。
『松本城公園』の南側に位置する。ロードサイドのお蕎麦屋といった感じで、無料駐車場完備。うん、これは車で来るおそば屋。
水曜日以外は営業しているが、営業時間は11時30分~15時と短め。しかも、お蕎麦が売り切れたら閉店。遠方から『CCube』に食べに来るとなれば、かなりタイトなスケジューリングを要する。
ちなみに、電話で予約を取れるらしい。全国独りそばふりーくのみんなも、計画はしっかりと。。。
そんなことより、十割そば処『CCube(シーキューブ)』に到着してびっくりしたのが、外観。目を疑うほどのおしゃれ感。というか、お蕎麦屋さんな感じが全くしない。
道を間違えたかと思った。イタリアンか、フレンチ、もしくはカフェかのような、明らかに洋風の店構え。
『CCube』に行く、という目的を持って来ないと、見過ごしてしまうこと間違いなし。ただ、ドアに『新そば』の看板がかかっているので、間違いなさそう。
オーナーが斬新なのか、それとも、洋食屋だった店舗を、そのままお蕎麦屋として使っているのか・・・しかし、店名が『CCube』ということを考えると、洋風の外観は狙い?
私はお店の引き戸をガラガラと・・・いやいや、「カランカラン」と鈴が鳴りそうなドアを引いて、入店。
内装も、ある意味期待を裏切らず、ソバ屋らしからぬ、おしゃれさ。カフェのような、レストランのような、モダンな装い。
店内は外からの光とヨーロピアンな照明で明るいが、先客がなかったこともあり、雰囲気は落ち着いている。4人掛けが中心のテーブル席で、40名くらい入店できるとの事。
3.十割そば処『CCube(シーキューブ)』のおそばは
私は、おしゃれ十割そば処『CCube』でテーブルに着席。すると、出された蕎麦茶とお漬物。居酒屋の“お通し”みたい。
“十割そば処『CCube』のこだわり”なるものを確認すると、提供するおそばは、信州の奈川と下栗産。生産者と契約して、直接仕入れている。奈川のそば粉は非常に貴重だそうで、テレビでも紹介されたとか。
おそばの特徴は、風味の強さで、ワインとの相性もよいとの事。お、お蕎麦にワイン。斬新だが、試してみたいような・・・そのお蕎麦を石挽きして、打つ。店主は、「そば本来の甘みや香り、のど越しを楽しんでほしい」との思いから、生粉打ちの十割そばを提供するよう。
なんと、メニューは『十割もり蕎麦』と『十割とろろ蕎麦(冷)(温)』、『十割とりそば(温)』の4種類のみ。
お蕎麦屋メニューによくある、天ぷらや酒の肴のたぐいは一切ない。
ただし、日本酒や焼酎、ワインなど、お酒のメニューは充実。よほど、お蕎麦に自信があるのだろう。私は、『十割とろろ蕎麦(冷)』を注文、1,050円。最初に出された蕎麦茶をズズズとすすりながら、待つことに。
しばらくして、『十割とろろ蕎麦(冷)』が到着。
半月形のお盆に、とろろの入った器、ネギとかつお節とワサビの乗った薬味皿、お新香、つゆ、そしてたっぷり盛られたお蕎麦。つゆは蕎麦猪口に入ったものとは別に、徳利も付いている。おいしそうだ。
さっそく、おそばを一口。
・・・
旨いっ!
おそばも、つゆも風味よく、ふわっと香る。
ソバ麺は細めで、コシがあり、喉ごしもよい。
まるで、パスタのアルデンテを食べているようなむちむち感があり、つるつるいける。
十割蕎麦なのに、このなめらかさはすごい。
新たな発見!蕎麦は、やっぱり信州か!
ちなみに、十割蕎麦のいいところと言えば、『低GI食品』であること!低GI食品とは、食べ物を食べた時、血糖値の上昇がゆっくりな食品。血糖値の上昇がゆっくりであると、血糖値を下げる働きを持つインスリンの分泌もゆるやかになる。
インスリンは、エネルギーとして使われなかった糖を脂肪に変えて蓄える働きをもつ。
つまり、インスリンの分泌をゆるやかにすれば、脂肪が付きにくいということ。
だから、十割蕎麦は太りにくい!
せっせと十割蕎麦を食べて、この夏はバキバキボディ!
4.十割そば処『CCube(シーキューブ)』の個人的なまとめ
十割そば処『CCube(シーキューブ)』は、北松本駅からは程遠いロードサイドのお蕎麦屋。
イタリアンのような、カフェのような、とてもお蕎麦屋には見えない外観。しかし、おそばには相当なこだわりがあるようで、メニューは十割蕎麦4種類のみ。また、豊富なお酒のメニューに反して、おつまみはない。
十割そば処『CCube』のお蕎麦は細めだが、コシがあり、喉ごしよく、つるつるいける。十割蕎麦でありながら、ボソボソ感はまったくなく、まるでパスタのアルデンテを食べてるようなむちむち感あり。お蕎麦は、やっぱり信州。
また来たい、いいお店。