ここは、高層で非常に眺めが良い。
お蕎麦もうまいが、やっぱりデパート価格・・・、奥様との高島屋の買い物のついでに。
たまには、ゆっくりお蕎麦もという人向け、但し、混んでいるので、まったり独りそば向きではないと思います。
1.新宿高島屋のトリビア
怒涛の一週間を乗り越えて、休日に奥様と高島屋に買い物へ。ついでに、たまにはゆっくりお蕎麦もいただこうかと。
高島屋新宿店は、住所は渋谷区なのに、『新宿高島屋』と呼ばれる摩訶不思議。新宿駅前という立地上、仕方ないか。正式名称は『タイムズスクエアビル』。
意外にも、高島屋が『タイムズスクエア』の土地や建物を取得したのは、2013年と最近のことらしい。取得前は、1996年から年間120億円で借りていたとか。
しかも、3年ごとに12%も増額する契約だったというから、半端ない。そりゃ取得したくもなるね。
家賃120億円の建物と思うと、新宿高島屋を歩くのも一層、高級感を感じたり感じなかったり、、、と、お昼時を迎えたので、雑念もほどほどに、レストランズパークがある13階へ。
2.そば処『小松庵 総本家』について
さてさて、ここは新宿高島屋タイムズスクエア13階。ステーキにイタリアン、スペイン料理にイタリア料理・・・これでもかというほど、魅力的な飲食店が並ぶ・・・空腹で通ると、すぐに目の前のお店に引きずりこまれそうになる。
危険だ。
左右に目移りしつつ、ようやく目的のそば処『小松庵 総本家』に到着。ここは食べログでも珍しく、3.27と3.00が通常のお蕎麦屋さんにとって、かなり良い評価を取っている。口コミも50以上と多くの人が訪れ、コメントを残したくなるお店。
さすがデパートのお蕎麦屋さんらしく、遠目からでは、おソバ屋といった感じではない。
周囲の飲食店と同じ、真っ白な清潔感あふれる壁に、ヨーロピアンな扉、さらにはネクタイを締めたコンシェルジュ的なスタッフさんが案内に立っている。
一方で、角には全面ガラス張りの蕎麦打ち場。打ち場を見ると、さすがにお蕎麦屋さんと認識できる。そして、打ち場のガラスはかなり広範囲。店内から覗ける部分を合わせると、ほぼ360度の角度から見ることが可能。
これは、自信がないとできないね!
店内に案内されると、さすが13階。高層で眺めよし!
夜に来れば、夜景も楽しめそう。
席によっては、各線の線路も見える・・・、そば処『小松庵 総本家』は、カップルによし!鉄道好きによし!さらには電車好きの子どもがいる家族連れによし!な立地。
ところで、そば処『小松庵 総本家』は、なかなかの歴史を持つお蕎麦屋。創業は大正11年、1922年との事なので、もうすぐ100年を迎えようかという老舗。駒込から始まり、現在都内に6店舗を構える。
そば処『小松庵 総本家』は単に“おそば屋を展開している”というだけでなく、職人の育成にも力を入れている様子。
例えば、『蕎学舎』という、“おそばの学校”を自前で運営している。『蕎学舎』では、そば打ちの技術だけでなく、素材の知識や出汁の取り方、さらにはそば職人としての生き様までを学べるとか。
とにかく、そば処『小松庵 総本家』は、お蕎麦への情熱が半端ない。
3.そば処『小松庵 総本家』のおそばについて
そば処『小松庵 総本家』に入ると、さすがはお昼時、ほぼ満席状態。私たちは、窓際の、線路が見えるテーブル席に案内された。そして、メニューをじっくり拝見。
・・・むむむ、やっぱりデパート価格。
セットにすると、あっと言う間に2,000円越え・・・しかし、色々おいしそうだ。冷たいお蕎麦については、『二八蕎麦』と、いわゆる十割蕎麦の『生粉打ち』とが、選べる。ここは奮発して、『海老天せいろ』と奥様の『鴨せいろ』を注文!たまには、お昼から贅沢しないと。奥様も一緒だし。
外の景色を眺めながら、奥様と会話していると、おソバが到着!
見るからに豪勢!さて、せいろにたっぷりと一味をかけたところで、実食。
蕎麦、うまし!!
しっかりと冷えたお蕎麦は、コシがあってのど越しがよい。この日のお蕎麦は、北海道産の新蕎麦ということもあって、風味もそこそこに感じられた。デパートのお蕎麦屋としては、レベル高い。
ところで、最近、お蕎麦のダイエット効果について様々な角度から調べているが、おそばに多く含まれる『リジン』もダイエットの味方となるらしい。
リジンは、体内で合成できないため、食物から意識的に摂取する必要のある『必須アミノ酸』のひとつで、リジンは、血中コレステロールを下げる作用が強い。
さらに、リジンは脂肪を燃焼させるのに必要な『カルニチン』をつくるのに欠かせない成分。リジンがたっぷり含まれるお蕎麦を食べることで、体脂肪がつきにくくなる。
リジンは、大豆を中心とした豆類に多く含まれているが、穀類の中では、圧倒的におそばの含有量が高い。
おそば100gあたり、700mgも含まれている。栄養価の高い穀類として有名な玄米でさえ、100gに含まれるリジンの量は、300mg。食パンやうどんにいたっては、200mgしかない。
ちなみに、豆類にどのくらい多く含まれるかというと、湯葉で3,500mg。黄粉で2,000mg。非常に多いように感じるが、そもそも湯葉や黄粉を100g食べる機会はそうそうない。
つまり、主食として食べるおそばは、かなり効率的にリジンを摂取できるということになる。全国独りそばふりーくのみんなも、お蕎麦を食べて、脂肪を燃やして、かっこいい体で砂浜を歩こうッ!
4.そば処『小松庵 総本家』の個人的なまとめ
そば処『小松庵 総本家』は、新宿高島屋に入った、気品の高いお蕎麦屋。高層で眺め良し。夜景を楽しめるソバ屋は、多くはないので、カップルのデートにも良い。ただし、混んでいるので、まったり独りそば向きではない。
そして、そば処『小松庵 総本家』は、蕎麦もうまいが、やっぱりデパート価格。。。
奥様との高島屋の買い物のついでに来るお店か。
11時から23時の閉店まで、通しで営業しているので、休日はお昼時を外してくるのもアリ。たまにはゆっくりお蕎麦もおつかと。
少々高いが、綺麗で、美味しいのでまた来てみたいいい店だと思う。