でんぷん質は余計に食べると太ってしまうとはいえ、体の主要なエネルギー源です。ダイエット中だからと言って全く摂取しないのは健康に良くありません。特に、体を使ったハードワークをしていたり、頻繁にジム通いをしているなら上手なでんぷん質の摂取が欠かせません。そこで本記事では体への悪影響を最小限に抑えつつ、アクティブな日常を送れる蕎麦を使った完全無欠なでんぷん質摂取法をご紹介します。
1.エネルギー源となる完全無欠なでんぷん質はカボチャと根菜
『最強の食事』で、もっとも優れた完全無欠なでんぷん質とされるのがカボチャです。反栄養素がほとんどなく、積極的な摂取を避けたい果糖も多くは含まれていません。
一方でアンチエイジング効果が期待される抗酸化物質が含まれ、完全無欠な生活に重要な腸内細菌に有益な栄養にもなります。
根菜類の中でも、サツマイモと人参が完全無欠なでんぷん質です。ともに抗酸化物質を持ち、果糖や体に毒となる成分がほとんど含まれていません。
2.作り置きで手軽に揃える!カボチャと根菜の煮物
完全無欠のでんぷん質、カボチャと根菜類を簡単、美味しく食べる方法は煮物です。野菜は洗ってから食べやすい大きさに切り、鍋に入れて本みりんと醤油、お酒、少量の水で煮るだけ。いずれの野菜も甘みを持っているので、砂糖を入れなくても充分美味しくできます。
どうしても甘みが欲しい場合は、煮て野菜が柔らかくなった後に少し蜂蜜を加えて甘露煮のようにしても良いでしょう。ただし、蜂蜜は国産で添加物の入っていない非加熱のものを選びます。
煮物は一度にまとめて作った方が美味しいですし、冷蔵庫で保管すれば数日持つので、作り置きにも向いています。冷めても美味しいので、弁当のおかずにもおすすめです。
煮物よりも簡単な方法は蒸し野菜にしてしまうことです。蒸し料理は、野菜が持つ栄養素をあまり逃さず、壊さず調理できるので、より健康的に食すことができます。電子レンジが便利ですが、栄養素が壊れやすくなってしまうこと、電磁波の影響を受けることを考えると使わないのがベターです。
煮物も蒸し野菜も面倒だ!と言う場合は、茹ででしまってOKです。新鮮な茹で野菜なら、海塩を振るだけでも美味しくいただけます。甘党なら蜂蜜をかけてもいいですね。
3.カボチャと根菜の煮物の蕎麦定食で完全無欠なでんぷん質補給
茹でた蕎麦にカボチャと根菜の煮物を添えれば、あっという間にでんぷん質補給メニューの出来上がり。しかも摂れるでんぷん質は限りなく完全無欠に近いです。蕎麦は、小麦粉による集中力の低下などの影響を受けない十割蕎麦がベストです。
ちなみに蕎麦は冷たい方がより完全無欠に近づきます。でんぷん質の一度温めてから冷やすと、『レジスタントスターチ』という消化しづらいでんぷんに変化することが知られていて、蕎麦もその一つです(*1)。
消化しづらいため、でんぷん質でありながら血糖値などへの影響が小さいとされています。つまり冷やし蕎麦にすることで、太りやすいというでんぷん質のネガティブな面を最小限に抑えられるのです。
そこに完全無欠な野菜を使った煮物を合わせれば、アクティブな日常を送りたいあなたにぴったりな、蕎麦定食の出来上がりです。
4.味ご飯はうまいが、完全無欠な食事なら白米を選ぼう
カボチャとサツマイモと人参、全く同じ野菜を使った煮物を提供してくれるお蕎麦屋さんはないかもしれませんが、野菜の煮物がついた蕎麦定食がメニューにあるお店はありそうです。そこでもし、定食にご飯がついていて、味ご飯と白飯を選べたら、どちらにしますか?
美味しくて、得した気分になるのは味ご飯ですが、完全無欠な食事を目指すなら白米を選びましょう。近年、健康のためには玄米が良いとまことしやかに言われていますが、『最強の食事』に言わせると玄米はおすすめできない食べ物。腸の組織を傷つけるなど、消化の面で問題があるからです。ここはサクッと白飯を選びましょう。
レジスタントスターチを含む冷えた白飯がベストですが、さすがに冷や飯を出すお店はないでしょうから、ここは温かいものをいただいても構いません。
5.まとめ
アクティブな日々を送るのであれば、上手にでんぷん質を摂取していくことが大切です。一度温めたでんぷん質を冷やすことで得られるレジスタントスターチを活用しながら、太りにくく、健康に良いでんぷん質を摂取しましょう。
カボチャと根菜の煮物の蕎麦定食はまさに完全無欠なでんぷん質を美味しく食べられるメニューです。家でも簡単に作れますし、お蕎麦屋さんでも近いメニューを探すことができます。
冷えても美味しい上に、より健康に良いと言うまさに最強の食事。弁当のおかずとしても利用してみてくださいね。
ただし蕎麦定食は毎日食べると、でんぷん質の総量が多すぎるので、『最強の食事』でいうところの2週間プログラム実践期間中は控えて方が良いでしょう。
(参考)
*1)内科医による健康創造BLOG:
https://ameblo.jp/lisalisanet/entry-10946988483.html