本日3軒目は、新年会をかねて新宿の『手打そば大庵』へ。モダンな内装や電動石臼、打ち場などお蕎麦への期待が高まる雰囲気だったが、いざ食べてみると・・・お蕎麦へのこだわりを全面に出している割にはちょっと。茹で方や水切りを頑張ってほしいと思いました。
1.激戦区新宿で高評価の御蕎麦や
久しぶりの梯子蕎麦。3軒目は新年会で、開店15周年のこだわりの『手打そば大庵』へ。
新宿もまたお蕎麦の激戦区で、食べログの評価が3以上のお店も多数。今回の『手打そば大庵』もそのひとつで、3.56と高ポイントのお店。梯子蕎麦の締め、さらには、祝いの新年会にふさわしいお蕎麦屋か。
期待を胸に、いざ出陣!
2.『手打そば大庵』について
JR新宿駅から、歩いて1分ほど。スターバックスが入るビルの2階にあるのは『手打そば大庵』。日本屈指の好立地にありながら、15周年を迎えたお店。概観からして、なにやらおしゃれ感が漂っている。
スターバックス横の階段を上がっていくと、異世界へ誘うかのような和の空間が広がる。ここは素直に、誘われて入店。ボ、、、ボサノバ?音楽からしてモダン。内装は15年経っても今風な落ち着いた空間で、オジサンの集まりでも浮いていない。。。
入り口の狭さからすると、店内はそこそこ広く、中央のカウンター席以外は半個室状態なので、落ち着き感がある。カウンター席やテーブル席など、全部で86席もあるらしい。そんな雰囲気のお店なので、やはりカップルや若者の利用も多い。確かにここは、オヤジの独りソバ向けではない。
ところで、手打ち蕎麦を掲げるだけあって、石臼や打ち場もしっかり見ることができる。お店によると、国産の玄蕎麦を石臼粗挽きで自家製粉。手こね、手打ち、手切りの二八そばというこだわり。これは、なかなか楽しみである。
3.『手打そば大庵』のお蕎麦は
今回、ごちそうになったのはお蕎麦のコース。次から次へとこんなにっていうくらい色々出てきた。一つ一つは小さいんだけれど、出てくる出てくる。このおしゃれな雰囲気と、料理の感じ。女性を連れて来たら、株が上がりそうだ。と、最後にやっと深緑の茶そばへ。
細いソバ麺はパッと見、ちょっとタバ感が出てるが、気にせず食べてみると・・・茹で過ぎなのかあまり歯ごたえがよくなかった。多少ぬちゃっとした感じ。食べログの評価は3.56なのに・・・。お水の切り方と茹で方にもう少し力を入れた方が。。。これなら、同じ日に行った高円寺の信濃やそば茶屋などのそば専門店の方がおいしいかもしれない。
景気の影響か月曜日からすごい混んでいたので、もしかしたら忙しくて、作業的に仕方なかったのかもしれないが、今後さらに20周年、25周年と行くために、内装だけでなく、お蕎麦の味もおしゃれに磨いてほしい。それか機械打ちにするとか。手打ちにこだわっても、これではもったいない。
また、途中出てきたホタテとカニのやつもなんだか、温かいのか冷たいのか分からない食べ物で、これはどちらかといえば、アツアツまで温めちゃった方がいいかもしれない。ちょい中途半端か。
ところで、年末年始の飲み食いで胃腸も疲れてきたところ。さすがに食欲が落ちてくる人もいるだろうが、ただの食欲不振とそうでない場合とがある。たとえば、亜鉛が不足すると食欲不振になると言われる。もし、味を感じないといった症状もあるなら、亜鉛不足の可能性が高い。
亜鉛は、舌の味蕾に多く存在する物質であるため、亜鉛が不足すると味を感じにくくなってしまう。亜鉛不足を放置しておくと、脱毛や脳障害などを招くというから恐ろしい。
そこで、亜鉛を摂取したいのだが、亜鉛が多く含まれる食べ物としては、牡蠣やレバーが有名。牡蠣1つにつき、およそ2mg含まれるという。一方、おそばは100gにつき2.4mg。一枚140g前後で御そばを提供するお店が多いことから、おそば1枚で3.4mgほどの亜鉛が摂取できることになる。
様々な見解があるが、日本人の成人男性の亜鉛推奨摂取量は1日10~12mg。亜鉛は摂り過ぎるのもよくないので、御そばを1日1~2枚食べれば、他の食品と併せておおよそ必要な亜鉛が補給できると考えられる。全国独りそばふりーくのみんなも、御そばで亜鉛を摂取しよう。
4.『手打そば大庵』の個人的なまとめ
『手打そば大庵』は新宿駅からすぐの、おしゃれな御蕎麦屋。
手こね、手打ち、手きりにこだわっている割には、お蕎麦はぬちゃっとしていて残念な感じ。茹で方やお水の切り方に力を入れた方がいいような。食べログの高評価がなぞだが、もしかすると、立地やお店の雰囲気、おしゃれ感がそうさせているのかもしれない。
立地的にも安くはないので、もうわざわざは行かないかな。