なんとなく体がだるかったり、食欲がなかったりするときは、サッパリとしたもので、栄養補給がしっかりできるメニューがあると嬉しいですよね。
本記事では、そんなときでも食べやすい梅納豆冷やし蕎麦をご紹介します。
納豆と梅のもつ栄養は、美容を意識している人にも、健康を意識している人にも必要なものがたくさんありますよ。
梅納豆冷やし蕎麦のおいしいポイント
梅納豆冷やし蕎麦は、食欲のないときでも食べやすいさっぱりしたお蕎麦です。食べる気力がないときの栄養補給にもおすすめですね。
このレシピでは、単純に梅と納豆を乗せただけではなく、しょうがやシソなどの薬味がきいているのもポイント。梅と納豆だけだと単調になりがちな味を、薬味が飽きないようにしてくれますよ。
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食欲の無い時に、薬味と梅でさっぱりの♪冷たい蕎麦はどうでしょう?つるりん、さっぱり頂けちゃいます☆
おKAめ
納豆のもつ美容・健康によい成分
まずは、納豆の栄養についてみていきましょう。
納豆は、1936年に海軍の研究で抗菌作用があることが分かったり、1945年にGHQが日本人に必要な栄養を届けるために500トンもの原料を日本に届けてくれたり、古くから健康によい食べ物として私たちの生活を支えてきてくれた食べ物です。
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ナットウキナーゼは血管系の病気予防に
納豆に含まれるナットウキナーゼは、血栓を予防する役割を持っています。つまり、血液がドロドロにならないようにしてくれるのです。ドロドロの血液は、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの原因となりますので、ナットウキナーゼの効果に期待したいですよね。
タンパク質で健康な髪、筋肉、肌を作ろう
納豆の原材料は大豆。大豆には、植物性のタンパク質が豊富に含まれています。動物性食品からタンパク質をとると、脂質も同時にたくさんとってしまうことになりますが、植物性食品からタンパク質を取る場合、脂質が過剰になる心配はほとんどありません。
タンパク質は、髪、筋肉、肌、爪などを構成する栄養なので、それらの健康を保つためにも、欠かせない栄養素です。
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イソフラボンでアンチエイジング!
納豆に含まれる大豆は、イソフラボンをもっています。イソフラボンは女性ホルモンと似た構造をしていることから、更年期障害の予防や骨粗鬆症の予防などの研究が進められている栄養素です。そして、実際にその効果があることも、徐々に分かってきています。
さらに、イソフラボンは強い抗酸化作用を持っているため、アンチエイジングや免疫機能を高める効能なども認められてきています。
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梅干しのもつ美容・健康によい成分
次に、梅干しのもつ美容・健康によい成分をみていきましょう。
梅干しは、食欲がないときに食欲を促してくれるため、体調不良や夏バテのときなどにおすすめです。梅干しの酸っぱさを舌で感知すると、体内の消化器官に伝わります。そして、消化液の分泌をよくし、胃腸が活発に動いて食欲をアップさせてくれるのです。
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食べすぎはダイエットの敵ですが、食べないことは美容と健康の大敵。食欲がないときは、梅干しを食べて食欲をアップさせられるといいですね。
クエン酸が疲労を回復して老廃物をためない体へ!
梅干しの成分であるクエン酸やリンゴ酸は、糖質の代謝を活性化する働きを持っています。糖質の代謝を活性化するとは、糖質をエネルギーに変える働きをスムーズにするということです。
私たちの体はエネルギー代謝がうまくいかないと、栄養素が上手く使えないので、疲れを感じたり、細胞の老化の原因になったり、生活習慣病の原因になったりしてしまいます。
梅干しは、疲れにくい体づくりに役立つことが期待できる食材です。
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動脈硬化の予防や血液をドロドロにしないように調整する!
梅干しは、アンギオテンシンⅡという欠陥収縮性のあるホルモンの働きを調整して血圧の上昇を抑え、動脈硬化の発生を抑える作用を持っています。
さらに、梅肉エキスを使用した研究で、中性脂肪や総コレステロールの上昇が抑えられたという報告もあります。こちらは、まだ人で有効性が証明されていないので実験途中ですが、今後の研究に期待が持てますね。
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まとめ
梅納豆冷やし蕎麦は、納豆と梅干から
・血管系の病気予防
・健康な髪や筋肉を作る
・アンチエイジング
・疲労回復
などに貢献してくれる栄養素がとれます。
ただし、血液抗凝固剤(ワーファリン)を飲んでいる人は、納豆を食べてはいけませんから、ワーファリンを飲んでいる人は絶対に食べないようにしてください。血管系の疾患があると、納豆や梅干しの血管に対する効果を得たいという気持ちになると思いますが、病院で処方されているお薬をしっかり飲んで、禁忌の食品は食べてはいけません。
梅納豆冷やし蕎麦は、梅干しの酸っぱさで食欲もアップさせてくれますから、食欲が低下してしまっているときにおすすめです。
体調不良のときや、夏バテのとき、もちろんいつもの元気なとき、いつでも食べられますよ。
(参考)
http://www.natto-science.jp/effect.html
http://www.umekounou.com/study/lifestyle.html