武蔵関駅に近い立地で、食べログコメントは1件だけの謎のそば屋『花月庵』。期待せずざるそばを食す。お店の見た目同様に、いたって普通のお蕎麦であった。本日二回目のランチで、既にお昼を食べた後の胃袋ではおいしさの判断が鈍ってしまった。空腹であればおいしくいただけたのかもしれない。
1.住宅街にひっそりとあるお蕎麦屋、花月庵へ。
武蔵関に用事があり、友人と行ってきた。すでに昼ご飯は食べ終わっていたが、大好きなお蕎麦なので敢えて食べることに。蕎麦屋を梯子。
はしご酒ならぬ、はしごそばである。お蕎麦好きにはやめられない。
2.そば屋『花月庵』について
西鉄新宿線武蔵関駅南口を降り、2丁目方向へ。
右手に武蔵関駅前交番、左手に三井住友銀行武蔵関支店。その通りを行けば、信号本立寺橋が見えてくる。その交差点を右へ。
少し行くとあるのは、「床屋理容富士」という昔ながらの床屋さん。床屋のトレードマーク、赤と青のラインがグルグル回ってるヤツ。その隣の角に構えるのが、そば屋『花月庵』。徒歩2分ほどで、駅にも近い。
花月庵はとても地味だ。しかし、最近一部改装でもしたのか、引き戸と暖簾がやたらと綺麗。店内に入ると、そば屋というより、一昔前の喫茶店の風情。窓のデザインや照明なんかが、特に喫茶店オーラが出ている・・・
食べログでも全く評価がない。コメントもないと思いきや、1件だけコメントがあった。貴重な1件のコメントだ。情報は少ないが、だからこそ、レポートする意味があるかもしれない。
ということで、二人で暖簾をかき分け中へ。一組お客さんがいるが、中はいたって平々凡々。とても静か・・・。ご夫婦かと思われる、二人でお店を回されている模様。ここだけ昭和な時間が流れている。平和な空気。テレビもついてたりして。
こんな感じだから、ぷらっとオヤジ独りでも入れる。
メニューはお蕎麦以外に、うどん、中華そば、丼もの、かつ重、カレーなど。街の定食屋さん的なラインナップ。アルコールもあるので、近所の人たちの夜の憩いの場なのかもしれない。
席数は、テーブル席が5卓の全部で16席。『花月庵』の営業時間は11時~20時。定休日は、、、よくわからない。
3.そば屋『花月庵』のお蕎麦は
早速、ざるそばを期待をせずにオーダー。
すぐに出てきたお蕎麦は白く、どちらかといえば、更科そばに近いイメージ。駅前のつなぎそばよりましだと思いこみ、早速食べてみると。
普通・・・。お店の平々凡々な雰囲気同様にいたって普通だ。
触感は太めのそうめん?にゅうめん?みたいな感じ。麺の硬さがやや柔らかめかなと思った。好みだが、もうちょっとコシがあってもいいかも。おつゆが軽いお味でツルツル行ける。
ただ、本日二回目のランチなだけに、そこまで積極的にはなれない。
結論、短時間で二回のランチは美味しいのか、おいしくないのか分からなくさせるので、時間をおいて食べた方がいい。ここ、花月庵もお腹を空かせて、来ていたらおいしかったのかもしれない。
最後にとろみのあるそば湯をいただいて、ほっくりとフィニッシュ。
おそば二食が放り込まれた胃袋へと、トロトロなそば湯がやさしく胃を包み込む…。何だか胃の粘膜をやさしく保護してくれてるかのような気になるな…。
粘膜といえば、そば湯に含まれるビタミンB1が肌や髪、粘膜の健康維持に効果があるそう。おまけにビタミンB2も含まれていて、脂質の代謝促進や肌のターンオーバーを正常にしてくれるとか。
「ターンオーバー」なんて言葉久しぶりに聞いて、すっかり忘れていた。でもオヤジだって見た目を気にするし、肌荒れも気になる。ツルツル、すべすべなお肌…。女子力ならぬ男子力アップ!いや、オヤジ力アップ!
全国ひとりそばふりーくのみんなも、お蕎麦を食し、そば湯で丸ごと栄養もいただいちゃおう!
4.そば屋『花月庵』の個人的なまとめ
西鉄新宿線武蔵関駅南口から、歩いて2分と駅近な場所に位置するそば屋『花月庵』。距離にして150mぐらい。
見た目はある意味老舗のレベルに達した、こぢんまりと地味な外観。食べログコメントも1件だけという情報の少なさ。そんな中でもレポートする価値があると、暖簾を潜る。
店内は、ご夫婦であろうお二方が切り盛りし、ゆるい平凡な空気。
すぐに提供されたお蕎麦は、更科かのような白いおそば。例えるなら、まるで太めのにゅうめんかのよう。いたって普通なお蕎麦であった。
ただ、本日2度目のランチであったため積極的にはなれず。一食食べた後の胃袋の状態では、おいしいんだか、おいしくないのか公平な判断が曖昧になってしまった。
空腹であれば、『花月庵』のお蕎麦は美味しく感じられたのかもしれない。