1.新宿に闘魂メニューあり!?
今日も、朝から東新宿のお客さんと適当な打ち合わせを行い、終わったと同時に御蕎麦屋へ。まったく、打ち合わせとお蕎麦、どっちが本職かわからない!
さてさて、新宿には芸能人プロデュースのお店も多い。例えば、『アントニオ猪木酒場』。誰がプロデュースしているかは、店名を見れば一目瞭然!お店の外装も内装もホームページも、アントニオ猪木さんが全面に登場。店内は、猪木さんの現役時のグッズや写真、映像なんかがあって、ファンにはたまらない場所になっているとか。
ちなみにお店のメニューも『1,2,3サラダァーッ!!』や『闘魂〜辛辛鍋』など、これまたこだわりの?ラインナップ。気合を入れたい日にはいいかもしれない。まぁ、私はお蕎麦がいいけども。
2.『そば寿 す奈ば』について
東新宿駅A2出口から、歩いて3分。新宿七丁目。路地の真ん中あたりにある。あたりは比較的住宅地で、目的のソバ屋は溶け込み過ぎるほど、溶け込んでいた・・・入り口側は、木製の目隠しやベンチがあったり、店内から日本酒の瓶が覗いていたりして、辛うじてそば屋のそれらしいが。それでもちょっと意識していないと、通り過ぎてしまいそうなほど周囲に馴染んでいる。
通りから見えるような大きな看板を掲げることもなく、遠慮がちに玄関横の壁に、『そば寿 す奈ば』のプレート。店名がよくわからないが、『そばじゅ すなば』と読むらしい。ソバの三大系統『砂場』と掛けているのだろうか・・・
さて、入店すると、意外なほどおしゃれで驚いた。木製のテーブル、竹のすだれ、うぐいす色の壁など和をベースにしながら、黒いタイル張りの床、南国リゾートを思わせる椅子、足元や壁をフワっと照らし出す間接照明など、センスが光る。そば屋というよりはおしゃれなバーの出で立ちで、和モダンという言葉がよく似合う。こうして見ると一見、こだわりのなさそうな外観も、独特な世界観への誘いなのかもしれない。
座席は、テーブル席とカウンター席、小上がり席にそれぞれ8名ずつほど。カウンター席があるのは、独りソバ好きオヤジとしてはありがたい。『そば寿 す奈ば』の営業時間は、11時30分~15時と17時30分~22時。日曜日と祝日はお休みなので、全国独りそばふりーくのみんなも、来訪の際は注意されたい。
3.『そば寿 す奈ば』のお蕎麦は
私はスポットライトが当たるしゃれたカウンター席へ。メニュー自体、写真を撮り損ねたが、小ぶりの海苔せいろ二枚で800円を切っていた。そういえば、メニューに、北海道産の蕎麦粉をしていると書いていたような…そしてそば粉は、石臼で挽いているとか。
5分ほどしてお蕎麦が到着。きれいな細めの更科蕎麦に、太めの海苔がたっぷり乗っている。では、さっそく一口。うん、旨い。つるつるして、甘めの漬け汁がよく合うさっぱり系の御蕎麦。風味もある。のど越しにこだわって、1日に2回おそばを打っているだけあって、のど越しもよい。さらに、安定の機械式そば切りを行っているので、お蕎麦に統一感があってなお良し!重ねた二枚目の海苔がしなっていたのが残念だが、お蕎麦は美味しく、カウンターでゆっくりできる雰囲気からも、また来たくなる。
御蕎麦は栄養バランスが非常に良い食べ物として知られるが、ビタミンBも豊富に含まれている。ビタミンB1の効能は様々あるが、例えば最近疲れやすいと感じたら、実はビタミンB1が不足しているのかもしれない。疲労物質として有名な乳酸。乳酸が血液の流れに沿ってうまく流れずに体に溜まると、疲労を感じてしまう。さらにその状態が続くと、免疫力の低下を招き、体調不良の原因となるというから、侮れない。
しかしビタミンB1は、乳酸が体内に溜まらないようにしてくれる。つまり、ビタミンB1を摂取すると、免疫力がアップするということ。お蕎麦にはビタミンB1が、白米の4倍も含まれている。毎日の生活の中でおいしくおそばを食べて、疲れを吹き飛ばそう。
4.『そば寿 す奈ば』の個人的なまとめ
『そば寿 す奈ば』は、新宿七丁目にある、東新宿駅A2出口から、歩いて3分の御蕎麦屋。新宿という立地ではあるものの、住宅が多いエリアで、外観は周囲に馴染み過ぎていて一見、お蕎麦屋と気づかない。しかし、店内は間接照明や椅子など随所にこだわりが見られ、周りさえ気にならなければいい内装か。
肝心のおそばは。キンキンに冷えたきれいな更科蕎麦に、甘めの漬け汁がよく合うさっぱり系。北海道のそば粉を使い、つるつるしたお蕎麦。さらに、安定の機械式そば切りを行っているので、お蕎麦に統一感があってなお良し!場所柄ちょっと高いかもしれないが、おやじが独りで行っても、カウンターでゆっくりできるため、また来たくなるお店。
オヤジの独りそばのほか、デートや友人との会食にも◎。