⒈ネーミングが間違いだらけの白金!?
仕事の合間、ちょっと時間があったので、挨拶がてらに友人と二人で、お蕎麦を頂くことに。
ここは港区白金台(しろかねだい)。最近では、白金や白金台に住む専業主婦の人を『シロガネーゼ』と呼ぶとか。そういえば、夜中のトーク番組で『スジガネーゼ』というのがあるが、シロガネーゼからきているのだろうか。。。
さて、白金6丁目交差点から白金台交差点の通りは、通称『プラチナ通り』と言う。プラチナの由来は、地名の白金から。同じ『白金』と書く金属『はっきん』はプラチナの事を指すことから、『プラチナ通り』と呼ばれるように。しかし、地名の『白金』は本来、銀を意味しているらしく、プラチナではないのだが、プラチナという名前が、白金のおしゃれなイメージや高級感あふれる雰囲気にぴったりで、あっという間に定着した。
一方で、白金台には『国立科学博物館付属 自然教育園』という植物園もある。都内では珍しい豊かな自然が残されており、その様は、まさに大都会の中のオアシス。仕事でなければ、ゆっくりと過ごすのもいいのだが・・・
2.そば屋『利庵』について
白金台駅1番出口から、歩いて3分ほど。白金台交差点をプラチナ通りに入ってすぐの場所にあるそば屋『利庵』。“プラチナ”とは似つかわしくない、純和風な建物。1985年創業らしいが、建物はそれ以上の歴史があるのではないかといった風情。真っ白な壁に茶色の引戸、古民家のような佇まい。一瞬、下町に来たのか、もしくは江戸時代にワープしたのかと思うほど。今にも、武士か町娘が戸を開けて、出て来てきそう。うーん。これぞ、蕎麦屋。
暖簾をくぐり、カラカラとゆっくりドア開けて店内へ。店内は連休の合間だけあって、非常に込み合っている。4人掛けのテーブルが4卓と中央に大きなテーブル。我々は中央のヒョウタン島へ。この前もそうだが、おしゃれな御蕎麦屋は昼も夜も混んでる。
やっぱ和の空間は、いい。骨董屋か民俗資料館でしか見ないような、いかにも重そうな箪笥。昭和の茶の間にあるような背の高い食器棚。レトロな家具は、外観を裏切らない。きっと、本来は落ち着いた雰囲気なのだろうが、いかんせん混雑していて、しかも相席テーブル。ちょっとゆっくりはできそうにない。
そば屋『利庵』の営業時間は、11時30分から19時30分まで。通し営業なので、お昼時を外していくのもアリか。定休日は、月曜日と火曜日。
⒊そば屋『利庵』のお蕎麦は
テーブルに置かれているメニューを手に取り、目を通す。壁に貼られたメニューはおつまみ系。お蕎麦もつまみも、なかなか充実。今日は、お蕎麦だけでなく、つまみもいただくことに。お蕎麦は、ざるそばと田舎蕎麦を注文。
つまみが先に到着。かき揚げや、照り焼きチキンなどのつまみもおいしく、バクバク食べていくと、結構おなか一杯状態に。というところで、お蕎麦も来た・・・さて、ここからお蕎麦をと。やや、二枚とも普通に田舎蕎麦っぽい見た目。黒っぽくて細打ち。石臼挽きの二八蕎麦。おそばの量は、男性にとっては少し少なめかと。
さっそく、ズズズっと一口。一見、ほとんど見分けがつかないが、食べてみると、やはり田舎蕎麦の方が、歯ごたえがシッカリしていて、お蕎麦を食べている感がある。田舎蕎麦の割には、おそばの香りはあまりしないような。。。手切りなのか、まれに細いものや太いお蕎麦が伸びてたり、生茹で状態であったのが残念だが、普通にさらっと食べる分にはいい。ただ、何というか田舎蕎麦の後から来る胸焼け感がじわじわ。・・・さらにお腹いっぱい。つまみの後に、2枚のお蕎麦を頂き、正直おなか一杯状態で、最後に蕎麦湯で〆た。
さて、田舎蕎麦と言えば、更科よりもルチンが多く含まれている。ルチンは、動脈硬化や高血圧症、脳血管疾患、認知症などありとあらゆる疾患の予防に効果的とされる栄養素。いよいよアラフォーになって、体のことも気になり始めるお年頃・・・大好きなお蕎麦を食べて、健康になれるならそれに越したことはない。が、ソバ好きオヤジとして、ルチンを摂り過ぎて問題にならないのか、ということが逆に気になる。
そもそも、ルチンの1日の推奨摂取量は30~50mg。そして、お蕎麦100gあたりに、ルチンは10~20mg含まれる。おそば一枚150gとすると、一枚で15~30mgのルチンが摂取できることになり、二枚食べれば、50mgオーバーの可能性が・・・しかし、必要以上に摂取したルチンは体外に排出されるとのこと。もちろん、何でも過剰摂取はよくないが、普通にお蕎麦を食べる分には問題ないよう。全国独りそばふりーくのみんなも、安心しておそば道中を極めたい。
⒋そば屋『利庵』の個人的なまとめ
『利庵』は、白金台駅1番出口から、歩いて3分、港区白金台のプラチナ通りにあるそば屋。
プラチナ通りにはある意味似つかわしくない、江戸時代の古民家のような店構え。店内もレトロな雰囲気漂う、落ち着いた空間。であるはずが、お客さんも多く、混み合っていると、あまり落ち着けない。
ざるそばと田舎蕎麦を注文。見分けがつかないほど似ていたが、やはり田舎蕎麦の方は、歯ごたえがシッカリしていて、お蕎麦を食べている感がある。手切りなのか、まれに細いものや太いお蕎麦が伸びてたり、生茹で状態であったのが残念だが、普通にさらっと食べる分には良いお店かと。
場所が場所だけに、安いっていうわけではないので、このお店は一回でいいかな。相席用の真ん中のテーブルも、なんかゆっくりできるってわけではなかったので。