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大門駅|バタバタと外回りの昼過ぎに、芝大門伝統のそば屋『芝大門更科布屋』へ

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1. テレビ出演実績多数!?芝大門伝統のお蕎麦屋
朝から予定が押して押して、、、完全に昼食のタイミングを逸した外回りの日。空いたお腹にガツンと行きたいが、悲しいかな、30代も後半になってくると空きすぎのお腹には優しいものが欲しくなる。ということで、やっぱり、お蕎麦屋へ。

港区は芝大門にある、伝統のお蕎麦屋をチェック。『更科』のお店。メディアに出演したことも少なくないよう。お、最近もTBS系『噂の!東京マガジン』で取り上げられたらしい。昨年も、テレビ朝日系『じゅん散歩』で紹介されたとの事。

しかし気になるのが、食べログの評価。『2.95』とやや控えめ。おいしいが、コスパが悪いということだろうか。とにもかくにも、空いたお腹を抱えて、おソバ屋へ!

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2. そば屋『芝大門更科布屋』について
さて、目的のお蕎麦屋は、都営大江戸線『大門駅』A6出口を出てすぐのところにある。JR『浜松駅』北口からも歩いて3分ほどと好立地。大門交差点のそばに、通りに面した大きな間口。角には『御前そば』の提灯。入口には老舗のお蕎麦屋よろしく、ショーケース。こんな空腹時のサンプルは、脳にものすごい刺激を与えてくる。見上げると、金文字の店名。その名も、そば屋『芝大門更科布屋』。『さらしなぬのや』。3回連続で言える自信がない。

私は茶色の暖簾をくぐり、ガラガラとドアを開ける。おっと、お昼過ぎなのに混んでる!テーブル席と座敷を合わると、90席ほどあるそうなのだが、ほぼ埋まり、ガヤガヤと大盛況!そして、真ん中にドーンっと、大きなテーブル。こちらのテーブルは、おひとり様のための、相席テーブル。オヤジの独りのそばを御膳立てしてくれるってわけか。テーブルの中央に置かれた、青磁の壺。視界に入って邪魔かと思ったが、壺があるとお向かいのサラリーマンと目が合わない。ま、まさか、この壺は目隠しの役割をもたせるために、計算された配置!?そば屋『芝大門更科布屋』、只者ではない予感。残念ながら、混雑していて私はこの大テーブルには座れず、別のテーブルに相席。

そば屋『芝大門更科布屋』は、老舗のお蕎麦屋らしく、綺麗だが、ほどよくくたびれた感のある内装がいい。混雑している割には、どこか時がゆったり流れるような、重い感じもまた独特。これぞ、創業220年が織りなす技か。そして、そば屋『芝大門更科布屋』は、営業時間が11時~21時と老舗そば屋らしからぬ、長さ。土日祝日は19時までとのことだが、そもそも無休ってのがすごいじゃないか。

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3. そば屋『芝大門更科布屋』のお蕎麦は
老舗蕎麦屋の破壊力におののきつつ、私はメニューを見る。ファイルに入れられた一枚のお品がきはシンプル。『もり』や『ざる』、『おろし』といった定番メニューから、『変わり蕎麦』まで、内容は充実。十割蕎麦の『生粉打ち』や、店の名前にもなっている『御前更科』、変化球の『カレーせいろ』など、そば屋『芝大門更科布屋』は“挑戦する”老舗そば屋らしい。中でも、おすすめの一品は、2種類の変わり蕎麦と更科とを盛り合わせた『三色そば』。変わり蕎麦は月ごとに変えるらしく、リピーターを飽きさせない。

魅力的なメニューに目移りしつつも、私はとろろそばを頂くことに。とろろそばは、そば屋『芝大門更科布屋』では、『つけとろ』と言うらしい。820円。待つこと5~6分。『つけとろ』が到着。お盆の8割方を占める四角いせいろに、艶やかなお蕎麦。ところどころせいろが透けて見えていて、ちょっと平べったくお蕎麦が盛られている印象。『つけとろ』は二八蕎麦のよう。

13時を回っていたこともあり、はやる気持ちを押さえて一口。歴史を感じさせる、優しいお蕎麦。庶民の味で、美味い。コシがあって、しっかりとしたおソバだが、そんなに固くない。瑞々しいお蕎麦は、ツルツルとのどごしもいい。均一に切りそろえられたソバ麺は、ひょっとすると機械なのかも。つゆは甘めだが、とろろがお蕎麦に良く絡み、スラスラといけた。私は、量は丁度良いと思ったが、向かいの相席の人をふと見ると、せいろそばと柚子切りそばの二枚をランチにしていた。もしかすると、量は少ないのかもしれない。

ところで、血圧を下げる働きがあるとされる、おソバ。降圧作用の秘密は、『ルチン』。そもそも血圧が上がるメカニズムの一つに、『アンジオテンシンⅡ』と呼ばれる物質の存在がある。アンジオテンシンⅡにより、血圧が上がってしまうことがわかっている。実際、“血圧の薬”として日本で処方される薬剤には、アンジオテンシンⅡの働きを阻害するタイプのものがある。つまり、アンジオテンシンⅡの働きを阻害することは、血圧を下げることにつながると、医学的にも証明されている。

さて、お蕎麦のルチン。このルチンもなんと、アンジオテンシンⅡの働きを弱める。このことから、お蕎麦を食べて血圧を下げると言うのは、決して感覚的な話ではなく、医学的なアプローチと近いと言える。最近血圧が気になる全国独りそばふりーくのみんなも、お蕎麦を食べて血圧をコントロールしよう!

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4. そば屋『芝大門更科布屋』の個人的なまとめ
そば屋『芝大門更科布屋』は、『大門駅』A6出口を出て、すぐ目の前にある創業220年の老舗ソバ屋。お昼過ぎなのに混んでいて、相席だった。伝統の力か。『芝大門更科布屋』は、外観、内装ともに老舗の風格はある一方、庶民派の匂いも色濃く、敷居は高くない。その分、接客サービスも、老舗らしからぬ面あり。良くも悪くも、“庶民の老舗蕎麦屋”。

おそば自体は、歴史を感じさせる、優しいお蕎麦。コシがあるけど、そんなに固くない、疲れたオヤジの胃袋にも優しい。とろろがお蕎麦に良く絡み、スラスラといけた。美味い。おそばの量は丁度良いと感じたが、相席の人が二枚食べているところを見ると、人によっては少ないのかもしれない。

そば屋『芝大門更科布屋』は、相席御免!で、オヤジの独りそば向き。お昼時は混雑するが、もくもくと独りそばの人も多いので、集中して食べられそう。

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