12月に入る前に、何とか決めたいその仕事。踏ん張る前にまずは腹ごしらえへ、新宿で食べられる10割蕎麦、さ竹
今週もやっと金曜日!の昼下がり。今取りかかっている案件も、明るい兆しが見え始めたところで、「今週もお疲れさんっ!」、と自分へのご褒美も兼ねて、旨いおソバを食そうとあたりを見回す。
この日は、自分一人。ちょうど新宿での外回りを終えたところ。
1.西新宿と、西新宿で2015年春にオープンした蕎麦屋について
早速、『食べログ』、『新宿』、『蕎麦』で検索すると、100件ものそば屋がヒットした。せっかくなので、私は新しいそば屋でも見つけようと、『ニューオープン』のタブを開いてみると・・・いきなり、気になるそば屋が出てきた。
その名も『さ竹』。『さ竹』は、“ご褒美”という私のこの日のソバの条件を満たす、『十割そば』らしい。食べログでの評価も3.41と上々。私は仕事も忘れ、まずは真っ先に、『さ竹』へ向かうことにした。
新宿は言わずと知れた、オフィス街である。新宿センタービル、京王プラザホテル、ヒルトン東京など、超高層ビルが立ち並ぶ一方で、昔ながらの住宅街や小規模の飲食店も多数あって、独特の街並みを形成している。
ターミナル駅である新宿駅南口から、甲州街道を西に向かって歩くこと、およそ3分。春にオープンしたばかりというそば屋『さ竹』がある。
2.そば屋『さ竹 新宿店』について
木のぬくもりを感じられる門がまえに、麻のような、どこか懐かしさを覚えるのれん。そして、流れるような筆遣いで書かれた『さ竹』の文字。
加えて、店の前には『石臼挽き 十割そば』の看板が・・・。
いかにも、『蕎麦屋』という雰囲気だが、綺麗なショーウィンドウや、全く汚れていない看板が、新しいそば屋であるということを物語っている。
そば屋『さ竹』は、朝8時からの営業。閉店時間は平日24時まで、土日祝日23時と、忙しいビジネスマンにもうれしい営業時間の長さ。しかも、年中無休だから、そば屋『さ竹』はいつでも行けるというのがありがたい。
そば屋『さ竹』を運営するのは、株式会社アグリゲート。アグリゲートは、地域密着型の八百屋『旬八青果店』も展開している。なお、同じそば屋『さ竹 恵比寿店』は、運営元が異なるらしい。。。
さて、例の懐かしさを覚えるのれんをくぐると、すぐに目を奪われるのが『石臼』。この電動石臼製粉機で、自家製麺を作っているようだ。
さらに奥に進むと、調理場と飲食スペースを隔てるように、カウンターがある。カウンターの上には、綺麗に積み重ねられたお盆。
そば屋『さ竹』は、セルフサービス式の蕎麦屋なのである。もしかすると、そば屋で“電動“石臼製粉機や、セルフサービスといったことに違和感を覚える人もいるかもしれない。
でも私は、これは余計な人件費をかけず、その分を素材に使って、「いいおソバをお手頃な価格で食べてもらおう」という、お店の狙いがあるとみている。人が余って、店中をうろうろされるより、少々足りないくらいのお店の方がゆっくりできて、個人的にはまた訪れたい店になる。
そば屋『さ竹』の24席あるテーブルは全てカウンター席。私のような、一人でゆっくりお蕎麦をすすりたいオヤジには気兼ねなく利用できて、なんとも嬉しい。
3.そば屋『さ竹』のお蕎麦
いよいよ、待ちに待ったそば屋『さ竹』のお蕎麦を食す。食べログによると、冷麦の評判もかなりよかったが、まずは基本のお蕎麦をいただくことにした。
もちろん、『石臼挽き 十割そば』。
おそばを注文すると、プレモルが1人2杯まで、なんと1杯150円で飲めるということで、そちらも・・・と言いたいところだが、仕事中なので泣く泣く我慢。今度は、休日か、仕事帰りに来よう・・・うぅ。
私は食券を購入して、カウンターに座って待った。
木目調が美しいカウンターに座ると、まず目に入るのが、大振りのリンゴ大サイズの壺。天かすか、お漬物かと思って開けてみると、壺の中身はワカメ。
オヤジの健康を慮ってのことか、なかなか嬉しいサービス。長ネギの盛り放題サービスは結構あるものの、ワカメの入れ放題はなかなか無く、気持ち的な付加価値も大きいな。
お蕎麦は、オーダーしてから茹でられた。ちょっとしたことかもしれないが、これはソバ好きオヤジとしては、かなり重要ポイント。
茹でたてのお蕎麦は平打ちで、明るい色味が美しい更科蕎麦と見える。がっしりとコシが強く、歯ごたえのある蕎麦が、甘めのつけ汁とよく合う。
打ち立てだからか、お蕎麦の香りも感じられて、おいしい。何より、新宿の一等地で十割そばを330円で食べられるというコスパのよさ。それでいて、挽きたて、茹でたて、化学調味料不使用というこだわり。これはリピート決定!
4.そば屋『さ竹 新宿店』の個人的なまとめ
そば屋『さ竹』は、ビジネスマンが一人で気軽に立ち寄れる蕎麦屋。セルフサービス式なので、サクっとお昼ご飯を済ませたい時でも利用しやすい。
それでいて、本格的な自家製十割そばをお手頃価格で食べられるというコスパも魅力的である。
そば屋『さ竹』にはお座敷席はないが、食材にこだわりを持ったおソバ屋なので、家族で安心しておいしいお蕎麦を楽しむことも可能。
ちなみに、食べログによると、サクサクのかき揚げも好評。運営会社のアグリゲートが、八百屋『旬八青果店』をもともと展開しているだけあって、天ぷらに使われている素材にも、そのこだわりが現れているようだ。
次回はぜひ、かき揚げも注文したい。もちろん、プレモル付きで。。。そして、夏場に食べられるという、生冷麦を、来夏の楽しみにしておきたいと思う。