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九品仏駅|サクっと仕事が早く終わった日に、九品仏駅近くのおしゃれなお蕎麦屋、『庵』へ

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お母さん、愛嬌をもうちょっと。。。

九品仏駅近くのおしゃれなお蕎麦屋。三色蕎麦が旨い。しかし、お母さんがやや愛想が無いような。夕方、仕事が早く終った時など、たまの寄り道に独りで、ズズズッとするには良いかも。ただ、静かすぎるか。

 

1.九品仏の地名の由来

たまに仕事が早く終わった日くらい、フラフラと寄り道を。空が暗闇に包まれる前の帰路は、いくつになってもなんだかワクワクする。

デキる男は仕事も早い!

なんて。。。せっかく時間があるので、九品寺駅まで足を伸ばし、蕎麦マニアの間では有名な!?そば屋『庵(いおり)』へ。

 

蕎麦屋と言えば、『○○庵』などといった店名を掲げるところが多いが、敢えて『庵』の一文字とするあたり、、、どんなこだわりがあるのだろうか。

その前に九品寺仏のちょっとした雑学を。

九品仏駅は、駅のそばにある『九品仏浄真寺(じょうしんじ)』が由来。九品仏浄真寺は、浄土宗のお寺で、9体の阿弥陀如来像が安置されている。

そこから浄真寺は、通称『九品仏』と呼ばれるようになり、さらには一体地域が『九品仏』と呼ばれるようになったと。

 

2.そば屋『庵』について

そば屋『庵』は、九品仏駅から歩いて1分ほど。浄真寺へと続く参道脇に、静かにそして上品に佇んでいる。九品仏での開業は2008年だが、その前は阿佐ヶ谷にあったとか。

阿佐ヶ谷の『庵』を一旦たたみ、3年ほど広島で開業、再び東京に戻ってきて、今の九品寺仏にお店を出したらしい。阿佐ヶ谷時代から含めると、すでに創業38年くらいになるのだそう。

このエピソードは、いくつかのお蕎麦好きの間で語られているので、そば屋『庵』には熱狂的なファンがいるのだろう。。。

 

ちなみに、そば屋『庵』の主人は、いわゆる『一茶庵』系の出身。

一茶庵は、『江戸蕎麦』というカテゴリーには含まれないが、江戸蕎麦の良さを見習い、日本全国に質のよいおそばを広めたとして有名。

そうしたことから、『一茶庵』系は『更科』や『藪』、『砂場』といったお蕎麦の三大系譜に続いて、おそばを語る上で重要な系譜となっている。

 

さて、私がそば屋『庵』を訪ねたのは、日が落ちたばかりというタイミングもあって、お店に掲げられた『庵』のネオンが暗闇にフワっと浮きあがり、幻想的とも言える風景だった。

そば 庵 九品仏

そして歩道から数段下りたところに、そば屋『庵』の玄関がある。玄関の脇には、蕎麦打ち場が。外からでも見られるようになっているのが、なんとも粋である。

 

玄関を開けると、老舗のソバ屋らしい、上質なテーブルと椅子、品のいい内装が目に入る。

庵 店内 そば

とても清潔感にあふれた、明るい店内は、テーブルが12席と座敷が8席。個室はないものの、落ち着いた雰囲気でお蕎麦を堪能できそう。

私は案内されたテーブル席に腰かけ、一息つく・・・ん?やけに静かだ・・・先客がいないからだろうか。

そば 庵 九品仏 店内

いや、違う。BGM等の類がまったくない。聞こえるのは、冷蔵庫と思しき機械のモーター音。お蕎麦を集中して食べるにはいいのかもしれない。それにしても、お母さんがやや愛想が無いような。。。

 

3.そば屋『庵』のおそばは

私は、『せいろ』と『田舎蕎麦』『けし切り』を一度に楽しめる『三色そば』を注文。シーンと静まり返ったフロアでおそばを待つ私・・・。

落ち着いた空間とは言え、さすがに静かすぎるか。

そろそろこのあまりの静けさに、逆に落ち着きをなくしそうになったところで、お蕎麦が到着。

四つに仕切られた四角い木の器の三か所にそれぞれ、『せいろ』『田舎蕎麦』『けし切り』、そして右上には水色のお皿に盛られた瑞々しいネギが添えられていた。『三色そば』はさすがに見た目も華やか。

きちんと『三色』になっている。さっそく、写真を撮影・・・むむむ、シーンとした店内でスマホでの撮影はハードルが高い。。。全国独りそばふりーくのみんなも、シャッター音にはご注意を。

 

写真を撮ったところで、お蕎麦をいただく。

まずは、『せいろ』を一口。二八らしい白い蕎麦麺は、細く、平たく、ツルツルと喉の奥に吸い込まれていく。そして、おそばの香りがふわっと鼻から抜けていく。

うん、おいしい。

次に、『田舎蕎麦』。せいろのすぐ上段にあるため、やたらと黒く見える田舎蕎麦だが、一般的な田舎蕎麦と同じくらいの黒さ。田舎蕎麦のソバ麺は、せいろと比べると、一目で太いとわかる。コシがあり、のど越しもよい。これまたおいしい。

最後に、『けし切り』。ケシの香りが高く、コシあり。独特のケシの粒を感じられて面白い。ちなみに、ケシの実を更科粉に混ぜる作業は、つなげにくい上に、蕎麦麺が切れやすくなるため、非常に難しいとか。ここも、職人の腕の見せ所か。

お蕎麦は、ダイエット中の人にお薦めの『低GI食品』と言われている。GI値が高ければ高いほど、食物が体内で糖に変わるスピードが早い。

そして、糖に変わるスピードが早いと、血糖値が上がりやすくなる。そこで、GI値が低い物を食べると、血糖値があがりにくく、太りにくいというわけだが、これにお蕎麦がぴったり。

例えば、日本人の主食であるお米のGI値を100とする。すると、おもちはGI値が101、パンは92となる。

では、おそばは??これがなんと、59。ダントツの低さ。主食をお米やパン(小麦)から、おそばメインに換えるだけで、GI値が半分近くになる。お蕎麦はまさに、ダイエット中のオヤジに、最高の食材!

 

4.そば屋『庵』の個人的なまとめ

そば屋『庵』の三色蕎麦は旨い。

見た目も華やかで、目でも楽しませてくれる。お蕎麦は、北海道や茨城、富山などのものをブレンドしているらしい。

石臼挽きの自家製粉、手打ちなのも◎。やや強気の値段設定だが、食べる価値あり。ただ、お母さんの愛嬌をもうちょっと。。。

そば屋『庵』はランチと夜営業の間の休みはないが、19時までの営業。そのため、夕方、仕事が早く終った時など、たまの寄り道に独りで、ズズズッとするには良いかも。

いや、ズズズッとやたらと音を立てるには、静かすぎるか。

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